昨日のブログで話題にした小説は伊坂幸太郎の「オー!ファーザー」でした。
彼女の職業は障害児介護士でした。
ちなみに彼女の夫は精神科医で音楽療法の専門家なのでおそらくその辺りの「つながり」なんだと思う。2番目の妻であるガルミッシュのおばあちゃんと比べるとちょっと
陰気で内にこもった感じの人。内省的っていうのかな、とっつきにくいのかなっと
思っていたら意外におしゃべり好きな人だった。
彼女は自分の「特技」を生かしてこの職業に就いたのだとか。つまり、「言葉」を
用いないでテレパシーを使う、という意味。彼女は森のお散歩が日課なんだそうだけど
ありとあらゆる動物が彼女に寄って来るそうだ。
「森」というのは「ドイツの」森です。そう、あの、ヘンゼルとグレーテルの。
ちょっと10分、20分のお散歩とは訳が違うんだと思います。だって、彼女に「ついて来る」動物のリストって、鹿だとかリスだとか狐とかウサギとか鷹(!)だとか、
普通のお散歩で出くわすような方々ではないんですもの。まさに白雪姫の世界!?
そして、彼女曰く、施設の脳障害児たちとも全く同じ方法で「語りあえる」
らしいのです。
(つづく)
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