2014年6月28日土曜日

自然療法の請求書はアヤシイ?!





              ユリさんが綾ちゃんの補助保険の摘要内容を聞いたあと考えながら
    お値段を答えたくだりは客観的に見ると何ともアヤシイ。
    が、綾ちゃんはその時のユリさんの呼吸というか思考が手に取るように解って、    う、ヤバい、と思ってしまった。同業者として。




                プライベート保険患者の請求書はアヤシく不明でダークなものなのだ
    残念ながら、一般的に。今のユリさんのリアクションが全てを物語っている。




            実は綾ちゃんも同じシチュエーションでプライベートの患者さんに
   「オタクの施術って一回いくらなんですか?」と訊かれても返答出来ない
   毎回相手によって違うから。




                  って、どういうこと???




            綾ちゃん自身もこのシステムというかこの計算方法(の背景)をおおよそ
   理解するのに2年以上費やしてしまった。





           別に特に難しい計算方法を学ばねばならない訳ではない。単に業界の
  システムと法律と倫理と「なれ合い」の合体である計算書を「読み解ける」
  ようになってきただけだ。




              綾ちゃんは病院の経理一般の処理も行う。だが殊にこの件、
  プライベート保険摘要患者の請求書を書く仕事だけは頑なに拒んでいる。
  これは訳のわからん内容だからだ。

               医者というのは(自然療法家も)自分のところの治療費用をいくらに
   設定するかは完全に自由だ。一回に百円均一にしたっていいし
   何億円ふっかけたって構わない(税金さえ怖くなければ)。
   患者によって毎回違う額をその時の気分任せで請求したって法律上は
   何の問題も無い(はずだ)。それじゃあ患者が困るから自払いの患者さんには
   レストランのお品書きのような料金表を見せて前もって了承のサインを取る。


              問題は各私立の保険会社が支払いを請け負っているいわゆる
   プライベート保険患者で、誰もが普通に想像する様な固定料金では
   請求されない。いや、額面ではもちろんそういうことになっている。
   が、実際にそうはなっていない。





日本にいるお父さんに感謝ビールを贈りました!




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