綾ちゃんは解約した。
月額50ユーロとちょっと。解約しても一年間は払い続けねばならないので
600ユーロを軽く越える損になる。このケースなら裁判も辞さない人が
出てきてもおかしくない。ロンさんはびびりまくりだ。
でも実は綾ちゃんもうこっそり元をとっていた。
契約してから三ヶ月、待機期間が終わるとすぐに綾ちゃん、眼科と眼鏡屋に
飛んでって新しい眼鏡を購入していたのだ。実はうちの病院の入っている建物の
地階入り口には眼鏡店、最上階の6階は眼科だ。(この眼科体験も特筆モノだった。 またいつか書くね。)眼鏡店の従業員の方が一度お子さんを連れてうちに来た。
そのご縁で最近彼らと仲良くなったのだ。以前懇意にしていた眼鏡店ほどの
満足感はないけれど、そこはハートで補ってくれる。
そして眼鏡の代金総額960ユーロ、フレーム込み。ロンさんの保険で90%返金
だから充分。明日にでも眼鏡は出来上がる予定だった。
そう告げるとロンさん心からほっとした様子で、
『いやあ、ヨシオカさんには善くしてもらったから本当に
申し訳なくって。そりゃあよかった。
いやあ、お詫びと言ってはナンなんですけど、
これヨシオカさん、どうかもらってください。』
そう言われて受け取ったのは赤ワイン。何とラベルはロンさんのロゴ入り。
こんなの作って得意先へのギブアウエイにしてるんだあ!
ありがたくいただいて家で飲みました。ブルゴーニュ産。
縁の切れ目のワイン。写真を撮っとけば良かったな。
美味でした。
綾ちゃんは普段めったに赤ワインを飲みません。
でもロンさんワインはとても美味しかった。
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