『ヨシオカさん、このパッケージだと自然療法家の治療ならカバーされるんです。
どうか他所の中医学の所へ行ってもう一度治療してもらえませんかね?
どうにもヨシオカさんにも元をとってもらわなくっちゃ心苦しくって。』
アホか、オマエさんは?
綾ちゃんはこないだ軽いぎっくり腰で治療を受けたんだ!
もうすっかり全快しとるわい。
何で元をとるためだけにわざわざ別の治療所にいかにゃあイカンのだ。
何で元をとるためだけにわざわざ別の治療所にいかにゃあイカンのだ。
先日怒鳴り込んできた患者さんはうちからの請求書をロンさんの保険会社
(本部・払戻担当)に送ったところ、拒否られた。当然怒って営業担当のロンさんに
電話したところ、青くなったロンさんが苦し紛れに
『僕のせいじゃない。ちゃんと自分はプライベート医だって言わなかった
あそこのドクターが悪いんだ。』
と言ったのだ。
彼女はそれを真に受けてうちに殴り込みをかけたというわけ。
もちろんうちの病院は入り口にでかでかと「プライベート医院」と看板
出してるし請求書など公の文書のロゴにも記載されている。
法律で定まっているのだ。
ロンさんご自身の保険は社員用の特別なものでプライベート医も
払い戻し可だったらしい。それもミスを招いた一因だけど。
とにかく営業社員が自分の会社の商品を熟知せずに契約させたのは
大ミステイクだ。
よくドイツ人は決して「謝らない」国民だというけれど、こういう場合、
よくドイツ人は決して「謝らない」国民だというけれど、こういう場合、
ナニ人でも一緒だな。非を認めると「責任」を取らなければならなくなるので
お若いロンさんもう必死。自分は悪くない、あの医者が「専門医」みたいな
ことを仄めかしたんだ、とかうんざりする言い訳を並べ立てた。
綾ちゃんは元々ドクターがいつもただで治療してくれている。
今回はせっかく立てた請求書だったけど、無しにしようっておっしゃってる。
文句を言ってきた中国人の彼女は自払いになってしまうのでドクターが
少し割引料金にしてあげた。結局ドクターばっかりソンしてる。可哀想に。
あ~あ、もう散々!
お友達のあすかさんちのベランダ
しょっちゅう遊びに来る鳥。かわいい。
写真が横ですみません。
まるで置き物のよう。
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