『彼が東京にある Musashino音大の出身だと覚えていたので数年前に英文で
手紙をしたためてみたのです。大学宛に、差し支えなければ彼の連絡先を
教えてはもらえないものかと。あと、彼は何冊かの本を出版しています。
ショパンに関する本とドビュッシーに関するものです。どちらも素晴らしい
内容のものです。そうですか、吉岡さんも彼の事をご存じないですか。』
ふふふ〜ん。プロフェッサーの年代の人は「検索」をしないね。私は何気なく
彼の「繰り言」を聞き流す振りをして、お灸が終わるとすぐに受付のパソコンで
そのKなるピアニストについて検索してみた。情報としては先ほどのプロフェッサーの
話ですでに十分だと言える。もう現役ではないかもしれないけれど彼が
「あれほどの腕」と誉め称えるからにはきっと有名なピアニストにちがいない。私が
知らないだけで一世を風靡していた時代があるはずだ。
そして • • •
いやあ、インターネットって本当に便利です。これが無かった頃をもはや思い出せないですよね。ネットを使わずに私たちってどうやって調べ物をしていたんでしたっけ?
そのKなるピアニストはすぐに見つかりました。
プロフェッサーの誤りは出身大学の記憶違いでピアニストKは武蔵野音大ではなく
別の大学の出身だったのです 。その大学は、おお、なんと私の主人の母校!でした。
さて、プロフェッサーの鍼を抜きにいくお時間。うふふ。この素晴らしいびっくり
ニュースをどんな風に教えてあげようかしらん。
(つづく)
スカルボって夜道で人を惑わす妖精(妖怪?)です
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