早速家に帰って主人に尋ねてみる。
私 『ねえ、ねえ、Kっていう名前のピアノ科の教授があなたの在学中にいたと思うん
だけど知ってる?』
主人『いや、知らんなあ。他の学科の事は何にも知らんからなあ。』
ががが〜ん。撃沈。だって、言ってたじゃない。小さな大学だから学科を問わず、
学年も問わずみんな仲良しの知り合いみたいなもんだったって!
ううん、やっぱり難しいかも。私自身はといえば国立マンモス大学出身だから自分の
学科の事なら教授の数も学生の数も少なくて(独文科だ〜い)色々と噂も入って来る
けれど同じ文学部でもお隣の研究室の人の顔すらわからなかった。
だから「わからない」と言われるとすぐに納得してしまうのだ。
いやいや、まだ「糸」が途切れた訳じゃないさ。
ミュンヒェンは芸術の街。音楽家は本当にたくさんいる。私の知り合いの中にも主人と
同じ大学卒のピアニストが何人も活躍している。気軽に聞けそうな人も何人か知って
いるぞ。
よ〜し。
(つづく)
Photo by Jiro Y.
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