綾ちゃんが「感じる」ワザを取得したのは今の病院に勤め始める少し前の
ことだったと思う。「感じる」というのはもちろん性的興奮を指す言葉では
なく、人間関係で相手の出す波長のようなものを受けとるということである。
因みにこの能力はうちのドクターがものすごく、医者という職業を
この動物的直感を使いまくって乗り切っている。彼は決してエスパーとか
ではないが、言葉巧みな癖に大事な場面では決して言語に頼らない。
ドイツ語が出来ない状態でただ一人異国にやって来た若き医者の
死にもの狂いの処世?術として養われていった能力かもしれない。
鍼や中医学の診断術も気を視る日々の訓練となっているのだろう。
ただし奔放な山勘が思いっきり外れることもままあって、そのようにして
人間関係を外して!しまうと収拾は涙ぐましい物語と化す。
実際病院という場所は山勘、第六感を養うには最適の場所で、
患者さんたちの病気と彼らの人生は切っても切れない訳だから、いかに
素早く限られた情報からその人の「本当のカタチ」「在るべきカタチ」を
見切れるかに治療の成功がかかっている。こういう発想を西洋医学の人々は
しないはずで(精神科は別?)結果としての最終目標(患者さんのクオリティー
オブライフとしての治癒のレベル)に差が出てくることは言うまでもない。
医学とスピリチュアルは切っても切れない。特に生命エネルギーに
言及しない自然療法は無いんじゃないかと思う。
皆さん、来週土曜日はノイベルトさんのピアノコンサートです。
綾ちゃんはコンサート前は必ず予習をしてから行きます。
クラシックでもポップスでもこれをするとしないとでは楽しみが
違うんですよ。
シューベルトのソナタはブレンデルが綾ちゃんのお薦めです。
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