どれほどネガティブな人格であろうとレミエル嬢が自分の殻を脱ぎ捨てたくて
ここに来たことは間違いない。投げつける否定形の嵐は打ち破って欲しい
バリアの厚さを物語っているようだ。
ここで一つ気をつけなくっちゃあいけないのはネガティブの「波に呑まれ
ない」ことなんだ。
治療家(医者、セラピスト、カウンセラー、綾ちゃんみたいなその助手に
至るまでおよそ治療に携わる者あまねく)を名乗るために一番大切な要件って
これだと思うなあ。
心の強さ、たおやかさ、と言い換えた方がいいかな?
自分の心の防御もしっかり行いながら相手を受止める。
護りながら(一度に相手は変わらない。いや、相手を変えようなんて不遜な
心がけは慎むべき)違う価値観を提示する。
英語のsuggestionという単語は当を得た表現だと思います。
綾ちゃんは大学時代、教育学、教育心理学専攻の友人が多かった。
その中で実際にカウンセラーになった人も多いんだけど、その中の一人で
精神病院に勤めて数年後に自分が極度のうつ病になって長期入院療養を
することになった人がいる。伝え聞きなんだけど。
ミイラ取りがミイラになる、というやつかな。負のエネルギーというのは
かなり手ごわい。しっかり気を引き締めてかからないとふとした拍子に
飲み込まれてしまうからね。
こんな感じ?いやマジです。
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