2016年2月2日火曜日

異文化への無理解という名の追想





     ドイツ人が干支を知っている話をちょろっとしましたが
    こういう断片的な東洋ブームっていうのは結構以前からドイツで
    見かける。いつからかっていうとちょっと難しいんだけど、、、。



     綾ちゃんが生まれて初めてドイツに足を踏み入れたのは大学2年の時
    学生の団体旅行だったんだけど、その頃はエスカレータの前で女子大生が
    ドイツ人のおばあさんに親切に手を引かれて(いいですか、おばあさんが
    女子大生の手を引くんですよ!)



      『怖がらなくていいのよ。これはエスカレーターと言って(!)
      足を乗せるだけで自然に上の階まで連れて行ってもらえる便利な
      階段なの。』



      と講釈してもらったり(その女の子は後で歯ぎしりしていた)




       『ニッポンには冷蔵庫はあるの?』



     と東芝や三菱の電化製品が溢れている家にホームステイしていて
    尋ねられたり




        『日本人は魚を生で食べる(⬅︎絶対野蛮な想像してる。
        手づかみで尻尾持って頭からがぶりとか。)っていうけど
        どうやって食べるの塩を振るの?それともお砂糖?』


     なんて興味津々で質問攻めにあったとかいうレベルだった。
    さすがに現代の人々はここまで文化断絶しているわけではない。



     もちろん日本人だってこの手の海外の様子をどのくらい「ちゃんと」
    知っているかというと(無論、綾ちゃんも含めて)極めてアヤシイもの
    だよね。でもドイツ人の場合は土壌が違うから同じ断片的なる理解でも
    方向がまるきり間違っていてオイオイってことがある。


     

          

お魚はこうやって食べます。
えへへ、天満屋にて。一年に一度の贅沢だな。
昨日はコンクールの打ち上げでした。



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