2016年5月2日月曜日
どこまでも論理的な性教育
いづれにしてもテイーンエイジャーの交際に関してはどちらが進んでる
とかいうことが問題ではない。勘違いしてはいけないのはヨーロッパにおいて
歴史的に未婚女性の処女性というのはものすごく重要視されていたわけで
現在の形というのは避妊法がはっきりと確立されて以降のことなのだ。
綾ちゃんが学生だった20年くらい前も状況は大体現在と変わらなかった
ように思う。つまり今の子供の親世代が若かった頃だ。綾ちゃんが
学生だった頃のドイツ人の友人たちは今と同じように恋人ができると
「友人」から「恋人」へと昇格、学生ならば一緒に住むのは当たり前で
未成年の場合は家族同士で付き合う仲となっている例をたくさん見た。
でもその親世代、つまり綾ちゃんパパ&ママ(今の子のじいじ、ばあば)の
年齢の人々は当時の風潮に対して、「まったく今の若い子は」的な感じで
嫌々受け入れていたような印象を持っている。
つまり戦後だな。Wiki先生のご説明を見ても避妊法が一気に進歩したのは
戦後のことのようなのでなるほどと合点が行く。
日本の義務教育でも性教育の問題は教育側の思想の問題と相絡まって
ほとんどカタストロフの域にまで達している(またはいた)感があるが
ドイツでもいわゆる性教育は学校で行われているらしい。
「らしい」と綾ちゃんがいうのは、うちのお子様方はこの件にかんしては
一切口を閉ざして全く家庭では話題を出さないからだ。よそのママから
情報を聞いてへえー!とびっくりしたりしている。
ただし、ドイツの場合はどこまでも論理的だ。問題の所在を明らかに
する。突き詰めるところ、性の問題に年齢は関係ない。すなわち妊娠と
エイズ。この問題さえクリアできればあとはノープロブレム、
ということらしい。
この画像はつまり何を言いたいかというと息子が部屋のお片づけをした、という
ことのようですな。
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