シャフスケルテ(Schafskälte=羊の寒さ )というのは6月初頭(4日から20日
まで)の寒さを表す言葉。
アイスハイリゲほどではないがドイツに寒波がやって来る。気温も10度を
割ってぶるぶる震える日々が再来する、ただしこちらは必ず毎年の恒例行事と
いうわけではなくてこない年もあるようだ。去年は猛暑になって6月の寒さは
無かったように記憶しているんだけれど。
なぜ羊がこの時期に関係しているかというと中部ヨーロッパの通例として
この時期までには羊の毛は剃られていることになっていて突然の寒波に
羊たちが寒がってしまうところから来ているということだ。
そして羊の中でも子羊やお母さん羊はこのシャフスケルテを過ぎるまで
毛を刈るのを待つという風習があるらしい。
羊なんて日本にいた頃は動物園でしか見たことがなかったけれど
こちらでは生活に根付いた動物なんだものね。聖書に登場する最も
ポピュラーな生き物だし。季節の言葉に生活と愛情が満ち溢れています。
綾ちゃんもドイツに来てからこちらの気候に慣れるのに時間がかかった。
っていうか未だに九州人のDNAに染み込んだ軽装癖が抜けなくて
昨日の今日でまたしても(しかも「分かっていて」)失敗してしまった。
今朝目が覚めた時、外の空気は爽やかだったがまだ暖かくて今日の
天気予報の雨だの気温の低さを分かっていてもサンダル履きで仕事に
出て行ってしまって帰りに厚手のタイツを買いに走る羽目に陥ってしまった。
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