アイスハイリゲ(Eisheilige=氷の聖者)とは5月半ばの聖者5人の日のことを
指すらしい。5月11日から15日、ただし暦の変遷の加減で現在では
5月23日がその最終日「寒さの聖者ゾフィー=kalte Sophie」だという
wiki先生のご説明です。残念ながら日本語の説明がありませんでした。
この聖者の名前のカレンダーはキリスト教色の強いドイツでは
とてもポピュラーで普通のカレンダーに小さく記してあることが多い。
ミヒャエルとかパウルとかいうものすごく一般的なドイツ人の名前は
ほとんどこの聖者の名から取られている。私たちが意味もよくわからず
カレンダーの中に記されている六曜(先勝、友引、仏滅とか)を毎日見るうち
生活の中になんとなく馴染んでいるのと感じが似ていると思う。
最近ではドイツの子供も(日本ほどではないにせよ)ちょっと小洒落た
名前の子が多くなってきて昔風のハンスとかペーターとかグリム童話に
出てきそうな名前にはお目にかからなくなってきた。けれどもこっちの人は
苗字の方はやたらと難しい名前の人が多いのに名前の方は幅が少ない。
綾ちゃんなんて、子供の同級生で10人以上のアンナちゃんという知り合いが
いるくらいだ。
でもここでは特に5月の5人の聖者が重要なわけではなくってこの5人の
聖者の日の農耕が問題だったんだ。特に冷え込む。その前に暖かくなるから
すっかり春だと思っていると寒さに農作物が凍って全てダメになって
しまったりするから気をつけなさいって意味なんだ。
wiki先生の説明によると農作物に関する規則をことわざのようにしたものが
たくさんあって「ゾフィーの後に霜は来ない」とかこの聖人の名前を
使って失敗の経験を繰り返さぬよう諭す知恵を働かせていたようですね。
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