次はお酒の問題。これは大問題だ。避妊の問題よりこっちの方が
ドイツの社会的には重大問題となっている。
とにかく16歳から飲酒可能なもんだから(強いお酒は18歳)オクトー
バーフェストみたいなとこでも高校生くらいになると皆で連れ立って
出かけて飲みまくる。綾ちゃんの記憶違いでなければオフィシャルな場で
飲酒してもいいのが16歳からで家庭内で親の責任と監視のもとであれば
14歳から飲酒させても罪には問われないはずだと思う。
この件に関しては綾ちゃんはいっぱい書きたいエピソードがあるんだけれど
あんまりヒートアップするのもなんだからテーマを絞って要点だけにするけれど
ドイツではこれは大きな社会問題になっている。若者の急性アル中や時には
死亡事故すら急増しているからだ。以前、綾ちゃんは仲良しのドイツ人夫妻の
お宅にお泊まりで招かれたことがあった。うちの子どもはパーティーでよそに
泊まりに行ってていないからおいでよって。そしたらその日のうちにそこの
二男が急性アル中で送り返されてきちゃった。そこはいわゆるエリート家庭の
優等生のお子さんなんだけどね。やっぱそんなもんなんだ。
うちの子たちが合唱団で歌っていた頃(声変わり以前だから14歳くらい
までだったっけ?)コンサートツアーで随分たくさんお泊まりしたけれど
大きい子たちは皆お酒飲んでたって言ってたなあ。まあ、親には報告しない
けどもしかしたらそんな時、ちょっぴり味見くらいはさせてもらってたかも。
長男は今、18歳になったばかりだけれど綾ちゃんは今のところ止めている。
とにかく大学生になってからでいいじゃない、何も脳細胞の働きが活発な
今から飲酒を始める必要はないって。ちょっと不満そうだけれど一応聞き入れて
くれてる、と思う。
ちなみに二男はお酒嫌いです。ケーキに入ってても嫌だし料理の時も
じっくりアルコールを飛ばしとかないと食べてくれない。一生飲みたく
ないって言ってる。いいぞ、そのまま行けー。
これほど社会問題化しても法定飲酒年齢を引き上げないのはやはりドイツが
ビール、ワインを誇るお国柄だからだと思う。これは歴史的にもそのようだし
職人の家庭などだと子供の社会人デビューが早いし寄り合いなどで
飲酒デビューも早かったようだ。
昨日の散歩道。ミュンヘンの街中に普通にこういう緑溢れる
道があるのが気持ちいい。
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