受付の窓を開けたら季節外れのミツバチが飛び込んできた。
おっと大変、蜂を追いかけてしばらくどたばたしていたが見失ってしまった。
仕方が無いので受付の窓を全開にして、私はあきらめて元の仕事に戻った。
しばらくししてからご近所にお住まいでいつも直前に電話予約で
やって来る常連の患者さんであるMさん(ちなみに職業は女優さん)がやって来られた。
小さいお子さんがいらしてお昼寝が上手くいったらその隙に急いで鍼を打ちに
やって来られる方だ。彼女の治療室はいつも2番室。彼女のお気に入りのお部屋。
ところが今日は2番の治療室に入ったとたん飛び出してきた。
『2番室のカーテンには、蜂がとまってる!!』
あっちゃー!忘れてたらそんなところにいたかあ。スミマセン、失礼いたしました、
とあやまりながらすかさずMさんを改めて1番のお部屋にご案内。
綾ちゃんが様子を見に行ったらいたいた、カーテンのずいぶん上の方にとまっている。
今度こそ、と思って2番のお部屋の窓を 全開にして部屋自体は閉めきりにして
様子を見る事にした。ドクターにも一応、事の次第を説明しておいた。
彼女が午前中最後の患者さんだった。私たちはお昼休憩をとりそれぞれごはんを
食べた。と、ドクターがいつものように食後のお昼寝をする、とおっしゃって
今、空いている唯一のお部屋、つまり2番のお部屋に向かおうとしたので
私があっと思い出して直ちに止めた。
するとおもむろにドクターが、
『大丈夫、気にしないから』
といって2番の部屋に消えていった。
どういうことだろう?
蜂に刺されても大丈夫と言う事なのか、蜂に刺されないコツを知っているとでも
いうのか、そもそも蜂に刺された事が無くて良くわかっていないのか、
なんだか意味不明だが、わざわざご本人に尋ねてみる勇気もない。
でも、いつか尋ねてみようっと。そのときまたご報告いたします。
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