今回挙げたお二人の例以外にもこれまで色んな患者さんに
出会ってきたけれど、少なくとも我々は患者さんと向き合うとき、
ネガティブな感情や不幸な過去と病気をセットに考える作業を
基本中の基本にしている。
出来るだけ(批判せずに)相手のお話を聞いてみる。と、こっちは
何もしなくても患者さん本人に突然「気づき」が起こることがある。
漢方•中医学のまっただ中にいるくせにいまだに素人でいる私。
だけど基本はいつでも同じだと思う。
患者さんとキチンと向き合ってその方を受け入れる努力をしてみること。
難しいことは専門家にとりあえずお任せしている私だけれど
パイロットさんの彼が快方に向かい始めたこと、怒ってばっかりの
おばあちゃんがやっぱり私たちのことを信頼してくれてるように
見えること。その確かな一歩の根底にこれまで重ねてきた地道な
時間があるのだと信じている。
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