ところで気にかかるお値段だけれどもこれは本当に千差万別。
とはいえ結局どこへ行ってもお値段が質に比例するという基本法則に
変わりはない。店頭で予算はこれくらい、と伝えるとその額で「あーあ」と
ママの「本気度」を推し測られる。ちなみに2年前にドクターの従姉妹さんが
遊びに来られた時にドイツの思い出にとヴァイオリンを買って帰った。
10ユーロ。一体どこで買ったんだ!綾ちゃんが教えてあげたお店に
本当にそんなものがあったのか謎だがとにかく安くて素敵なものが
見つかったと喜んでらしたから装飾用とかで別枠料金帯だったかもしれない。
が、とにかくとことん安いものもある。
まあ、普通は趣味の練習用なら1000ユーロ以内かな?チェロだと。
ヴァイオリンはもっと安いと思う。日本じゃあこうお安くはいかないん
じゃないかな?
皆さんどうなさっているのか気にかかるところだけど、中々他所の
ママには訊きにくい。綾ちゃんはアンナちゃんが払った額までなら
なんとか払えるし、その値段であのレベルの音が出るならまずオーケー
だと思っていた。無茶をしても仕方がない。
綾ちゃんの個人的なリミットは数年前に長男にグランドピアノを購入したのと
同額まで。何となく、これで兄弟平等って気がするし。
綾ちゃんの交友範囲(音楽ママ友)で、お子さんに1000万円級の
楽器を購入してあげた親御さんを数人知っている。正直、とっても
羨ましい。そのくらい予算があればじっくり選ぶことができる。
でも無い物ねだりをしたって仕方がないからね。
なーに、こういう時こそ綾ちゃん、得意の念力(おいおい)で「出逢い」を
「引き寄せ」ちゃうのさ。
この時期、偶然ミュンヘン地域で高名な子供のヴァイオリンの先生が
うちの病院に患者さんとしてやってきた。綾ちゃんはすぐに彼と仲良しに
なれたので早速良い職人さん情報を尋ねたら快く教えてくれた。ここは
ヨーヨーマが贔屓にしている店だから間違いないよって。
速攻で電話をかけた綾ちゃんにその職人さんはあっさりと
こうおっしゃったものだ。
『失礼ですが、おそらくうちはお客様のご要望にお応えできかねると
存じます。当店の場合は最も価格帯の安いものでも1000万円
以上になります(!!)ので。14歳(当時)のお坊ちゃんには
少々お高いかと。』
ひゃあー。これはやっぱり別世界。本当に千差万別です。
マリエン広場とクリスマス市
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