あちこち楽器探しを続けたのち、ある時友人のチェリストIの
紹介でミュンヘン市内の楽器屋で一つの出逢いがあった。
1世紀前の職人、パウル クノアの作品。ちょっと個性的で渋みの
かかった陰影のある音色。いいじゃん、いいじゃん。
お値段は綾ちゃんの予算を軽く50万円近く超えている。弓だって、
ていうか弓だけでも別件で40万円以上する。
でもうちの先生も気に入ってくださったので思い切ってカウフミーテ
(購入を前提としたレンタル。定価の1%を月額で支払うと3ヶ月まで
前払金としてくれる。)にしてゼーフェルトの夏のコースに持って
いくことにした。でも一週間のコースの最終日、先生に言われた。
もう少し探してみましょう、この値段のクラスでこれが最高とは
言えない気がする。
結局このチェロを都合半年間レンタルした状態で、これより良いものをと
探し回ってさらにウロウロして回った。
そう、最高の恋人に出逢えると信じて。
早いものでもう第3アドヴェントです。
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