2015年12月19日土曜日

火災警報器という名のチェロ


 

そしてこれは今借りているパウル クノアよりお安い。綾ちゃん本来の
予算通りのお値段。


先生は注意深く点検した後でおっしゃった。とにかくまだ即決はできない。
一週間指鳴らしして合格ならば冬のコースに持って行って大きなホールで
弾いてみよう。綾ちゃんはその旨職人さん経由で持ち主の方に許可を頂き
シュタルンベルク湖に持っていくことになった。



毎年ブログにも記事をアップしている。ここで毎年チェロはうちの先生と
もうお一方、ビックゲストを招くのが常だが
それが今年はあのウエン シン ヤン先生だった。





この方。素晴らしいチェリストです。


彼は、というか彼も元バイエルン放送響のソリスト。つまり、うちの先生と
チェロの持ち主、ヤン先生は一本の線で繋がるわけでなんだかものすごい
縁を感じるー!


シュタルンベルクでは全くの合宿状態で大広間で皆で一緒に食事する。
普段は雲の上の存在であるユリアさんやヤン先生と気軽におしゃべりしたり
できるのもものすごい体験なんだ。


うちの先生、ヤン先生に件(くだん)のチェロを見せて説明した、、、ところ
なんとヤン先生はこのチェロを覚えていらっしゃったのだ。



『なんだ!こりゃあアイツの火災警報器じゃないか!アイツがいつも
真っ赤なチェロ下げてやってくるから俺はいつもからかって言ってやったもんさ、
ファイヒェルマンが火災警報器下げてやって来たよってね。
たまげたなー。懐かしいよ。こんなところでまたお目にかかれるなんて。』









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