一週間のコースが終わって結論が出た。文句なし!これ以上の
伴侶はいない。半年以上にわたる楽器探しの旅は終わりハッピー
エンドを迎える。
綾ちゃんが楽器を恋人に例えるのには実は訳がある。今から
10年近く前、子供の音楽教育をどのくらい本気にするのか
まだ半信半疑だった頃、ある女性と知り合いになった。
その方は4人のお子さんを全て一流の音楽家に育て上げたことで
有名な方で男の子、女の子、性格も違い持たせた楽器も様々。
その方と最初に話した時、ほとんど開口一番にこうおっしゃったのが
あまりにも印象に残っているのだ。
『教師探しは結婚相手を探すのと同じです。』
彼女自身は音大教授夫人。そう、自分の先生と結婚しちゃった訳で
あまりにも説得力のある発言だ。それだけに綾ちゃんはアタマを殴られたような
ショックを受けたものだ。
これが「自分を大切にする」ということなんだと。
趣味なんだからとか自分を誤魔化しちゃいけない。人生の一瞬一瞬に
全てを賭けて生きていくべきなんだと。綾ちゃんは少なくともそのことを
子供達に伝えていかなければならないと。
綾ちゃんは子供が実際に音楽家になるとかそういうことにこだわっている
わけじゃない。でも音楽はたった一つのフレーズにもその人の人生を現わす。
だからそのために、そのことを理解してくれるパートナー(楽器)を
そばに置いておいて欲しいと切に願っていたことをわかって欲しいのだと。
若き日のファイヒェルマン氏(チェロの持ち主)と
ウエン シン ヤン氏
綾ちゃんが今願うことはただ一つ。綾ちゃんの子供が手にした楽器を奏でる
ことで一人でも多くの人々を幸せにすることができれば。
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