『あー、怖かったー!僕さ、自分が死ぬ夢見ちゃったよ。』
そう息子(二男)が言ったのは先々週の週末のことだった。朝食時に
家族が揃うのは週末のみだから多分土曜日のことだったと思う。
え?自分が死ぬ夢って見るものなの?死にかける夢なら見るっていうけど
本当に死んじゃうの?彼によるとそれは本物のせい惨な殺人事件で大量に
血を流しながらああ死ぬー!と感じて意識が途絶えていくところまで
鮮明な夢だったそうだ。目が覚めた時、自分が生きていることにしかも
ぴんぴんしていることのショックがまた大きかったそうだ。
そしてこれは違った世界に間違って
パラレルっちゃったんじゃないかともまで一瞬考えてしまったそうだ。
それから家族3人で夢の話題でひとしきり盛り上がった。
夢の見方というのもそれぞれ人によって異なっているものだけれど
綾ちゃんは残念ながら夢というものをほとんど覚えていない。特に
仕事を始めてからというものバタンキューで深く眠って結構短い睡眠時間で
毎日をこなしているせいか夢を見ていないか覚えていないかのどちらかだ。
あえて言うなら、、、というところで長男と意見が合ったのだが
綾ちゃんは昔、よくシリーズ物の夢を見ていた。朝起きると大抵
忘れちゃうんだけど夢の中では前回までの成り行きを完全に把握していて
続きが普通に始まっちゃうのだ。まさしくパラレルワールド。
死の夢を見た本人は相当なショックだったらしくかなり青白い
顔をしていたが皆でわあわあ盛り上がっていたら大分落ち着きを取り戻し
後半は一緒になって笑っていたから調子を取り戻すのも早かった。
その時はそれだけのことだった。、、、その一週間後、
今度は綾ちゃんが夢を見ちゃったんだ。
夢文学といえばこれ。
夏目漱石 夢十夜
自分が死んじゃう夢は第六夜ですね。
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