『あれからどうなさってらしたのですか?合唱団はお辞めになられた
ようだったしこちらにもいらっしゃらないからどこか別の土地へ
行ってしまわれたのかと思っておりました。』
『ええ。あのあといろいろと職場を転々としていたんです。
辛いことがたくさんあってすっかり病気になってしまいました。
ここへ来るお金もなかったんです。でもようやく定職に就くことが
出来ました。9月からボンへ行きます。次の職場では上手くやって
いきたいのでとにかく身体を治しにやってきました。』
そのお言葉通り酷い憔悴ぶりだ。ベルヒ先生、まずは一緒にごはん食べましょ。
中国人はごはんをもてなすのが大好き。ここが病院だなんてすぐに忘れちゃう。
幸いベルヒ先生は食欲はおありで我々と一緒に手作りの点心を美味しい美味しいと
おっしゃって食べて下さった。
特に焼き餃子がお気に入りでたくさん召し上がってくださった。
特に焼き餃子がお気に入りでたくさん召し上がってくださった。
彼の病気とは、音楽家にありがちな、そして音楽家としては致命的な耳の障害だった。
本邦初公開!(いいのか!?)
うちの病院の薬品庫
Foto by A.Y.
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