漢方、または中医学の知識は持ち合わせていなかった。私の知っていることといえば
舌診、脈診を行うことくらい。でも診察はとても丁寧に行われた、それはよくわかった。
ドクターは上半身裸のうちの子を一目見て、
『これはイカン。いくら何でも痩せすぎだ。』
と何度もおっしゃった。
そう、これまでどの医者も言わなかった一言。それまでの医者は、摂食障害と言うと
すぐに体重計を持ち出してきて、体重を測り、
『かなり痩せ気味ではあるけれどまだ大丈夫。』
などと言ったものだ。
数字じゃない、マニュアルじゃない、どうしてわからないんだろう。どこがどう、
まだ大丈夫なんだろう。(点滴治療には及ばない、という程度の意味なんだな。)
これまでにかかった医者よりはずいぶんマシなようだ。心の中でドクターの株は
上がってきた。
さて、お手並み拝見。治療の腕前はいかがなものか。
生意気ではあるけれどこちらだって真剣なんだ。悩み疲れ果てた挙げ句だし
料金だってべらぼうじゃないか。名医だろうがなんだろうが、治してもらわなきゃ困る。
患者さんにいただきました。
ドクターと奥様、それから私の三人を表す花なんだって。
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