2014年4月12日土曜日

男と男の物語 そして

     


             綾ちゃんは結婚することになった。



         会社勤めを始めて三年が過ぎたころ、お相手は会社の同僚(大丈夫か?)。
  いわゆる職場結婚というやつだ。



     結婚式(日本で挙げました!)も間近というある日の事、会社に一本の電話が
 かかってきた。ロンドンの営業総括からだ。いわゆる「お偉いさん」だが
 綾ちゃんはただ電話の取り次ぎをするだけだから仕事上のつながりはない。
 でも毎日のようにお声を聞いてるうちに気安くなった方でもある。


      その日に電話をとったのは新入社員のOさんだった。(ちなみに彼女は
 試用期間中に退社する。)



            『えっ?えっ?えー?はい!あの、本人と代わります!』


といきなり綾ちゃんに電話を振ってきた。



             『お電話代わりました。』



と綾ちゃんが電話に出たとたん、



             『ああ、こんにちは。あのさあ、吉岡君が結婚するって
       聞いたんでこっちのみんなで寄せ書きしてるとこなんだ。
       でね、お相手の名前を教えてもらおうと思ってね。
       綾子ちゃん知ってるよね。』



ああそうか、あはははは。



              『ハイ、存じております、統括。うふふ、実は
       お相手というのはワタクシのことでございます。』



と茶目っ気たっぷりに答えると相手はやっぱりびっくり。だがなんたることか彼は
いきなり綾ちゃんに「説教」を始めた。
よせ。考え直せ!今からでも間に合う!!!と???



                  ま、まさか彼もまた ・ ・ ・ ??




           

お家でホームコンサートをやりました。
出演してくれたちびっこたちにイースターのうさぎさん(チョコ)と
チューリップのお花をプレゼント。




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