2014年4月9日水曜日

男と男の物語 十九




             日本の企業だと上司もしょっちゅう入れ替わる。



        後から考えると支店長夫人は当初Tさんのことは(綾ちゃん同様) 何も
 ご存知なかったのに違いない。単に20歳代の離婚歴のある男がやたらと
 女の子に声をかけている、という情報をご主人から聞いていたに
 過ぎないのだと思う。



       常時数名いた上司たちもTさんのことは順次知ることとなったようだが、
 もちろん我々の前でその話題を出すことはなかった、、、かな?


       我々が入社してから2年近くが過ぎたころ、東京から新しい営業マネージャーが
 赴任してきた。彼はフランクな性格(フランク?) だったのかある日突然衆人を
 前にして


            『オイ、T、オマエ、○モなんだって?みんなそう言ってるぞ。』



 と尋ねたから場は一時騒然となった。



       当然Tさんは怒りに全身を震わせながら「酷い誤解」「見に覚えのない中傷」
 「身の潔白(?) 」を大騒ぎして主張。このような誹謗中傷を行うようならばこれ以上
 会社にはいられない、と大興奮して叫んでいた。



       彼は結局5年ほど勤めて退社し日本に帰ったと噂で聞いた。

  バースとはまだ綾ちゃんが会社にいたころ (三年ほど付き合ったろうか?) 別れた。



うちの病院に熱帯魚がやってきた!
患者さんで趣味で魚の繁殖をやっている方からの
プレゼント。





毎朝の餌やりは綾ちゃんのお仕事
楽し〜い!



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