2018年3月11日日曜日

男中女複数の順にも訳がある



ドイツ語文法の話題に戻るね。


ドイツ語の名刺には3つの性がある。男性、女性、中性。
複数形まで入れて4種類の定冠詞の格変化を覚えなければならない。
不定冠詞や形容詞、人称代名詞その他ありとあらゆるものが変化しちゃうので大変だ。


その全貌を知るヒトである綾ちゃんことドイツ語教師は
なんとか生徒さんにこの真実を隠しながらニコニコと


「ほーら、ドイツ語ってそんなに難しくないでしょう?」


的な雰囲気を作るのに躍起になる。もちろん嘘っぱちだ(おいおい)。


綾ちゃん自身、こんなに初級文法が複雑だと最初から知っていたら
絶対ドイツ語始めていなかったと思うほどだし。




ただしそれでも少しでも学習者の負担を減らすべく日々学習法も進化している。


小さなことのようだが、以前は男性女性中性複数の順番だった
冠詞の順序が最近は男性中性女性複数の順番に統一的に変更された。
これも綾ちゃんが今回感心したことの一つだ。


この順番で格変化も1⇨4⇨3⇨2格にすると調和のとれた
格変化表が出来上がるんだ


derdasdiedie
dendasdiedie
demdemderden
des   -esdes   -esderder
                

こうして表にしてみると右半分と左半分で明らかにグループに分かれるのが
わかってもらえると思う。der(男性)と das(中性)は明らかに同種で
 die(女性)と die(複数)も変化が似ている。


綾ちゃん日々授業していて、綾ちゃんの背後に会ったこともない
学者さんたちが日々努力して工夫を重ねている様子をこんな風に
テキストの行間から読み取ることがある。


一人で仕事して一人で頑張っているように見えて
綾ちゃんの授業は先人たちの大いなる知恵の結晶に支えられているんだ。







久々にオリンピア公園に行った。綾ちゃん、ミュンヘン大学の学生だった頃
オリンピアの学生寮に住んでいた。選手村の跡地。
ここの景色は綾ちゃんにとってミュンヘン原風景。



暖かい日なのに湖の表面はまだうっすらと氷に覆われていた。


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