2014年12月31日水曜日

チーズフォンデュ

       
                        クリスマスイブはチーズフォンデュでした。



                             とっておきシャンパンと


モエ エ シャンドン


クリスマス恒例チーズ フォンデュ
実はあと片づけとかとっても楽。

綾ちゃんはもっぱらグリーンアスパラガスとブロッコリーで
いただいてました。

今年はばたばたも終わり、平和な年末です。



2014年12月28日日曜日

初雪




初雪です。


我が家のベランダからの風景。
別世界ですね。





クリスマスを過ぎてからの初雪なんて、、、。





綾ちゃんすでに仕事納め。
新年はいつもの通りシュタルンベルク湖に
マスターコースに出向きます。


皆さん良いお年を。




2014年12月26日金曜日

ホームコンサート



                            えらいことになってしまいました。


                      第4アドヴェントの日曜日、我が家にてホームコンサートを行いました。


我が家のアドヴェンツクランツ


                            5~6人のお子さんを呼んでささやかな会にするつもりが、
     あれよあれよという間に人数が膨れあがり26人ものお客さんが我が家に
     押しかけるという異常事態に発展しました。



我が家の居間です。

                             酸素不足の中、それでも断行。椅子も足りず床に座らせての
      二時間コンサートでした。



                            子供のコンサートとは思えない凄いレベル。またしてもコンクール
      近くなのでみんな気合い入ってます。



いただきもの
手作りプレッツヒェン(クリスマス用クッキー)




2014年12月24日水曜日

遥かなるクリスマス




       3年続きで暖かな「聖なる夜」、クリスマスイヴです。


         今年のクリスマスはこの一曲を。




            遥かなるクリスマス  さだまさし



    紅白歌合戦でさださんがこの曲を歌って物議を醸し出したのは2004年の
   ことでした。あれから10年経って未だ色褪せる事なくこの歌詞が胸に迫るのは
   私だけでしょうか?お聞きになられたことのない方、ぜひ御一聴くださいませ。
   幸せなクリスマスを「幸せ」の正体について考え直すきっかけになればと
   思います。
   私は隣で弾いているアコースティックギターの神様、石川鷹彦さんの弦の
   音色と音楽性に酔いしれてしまいます。


            人々はもう気付いている。
         裸の王様に大人たちは真実が言えない。



    



       それでは皆さま、メリークリスマス!







停電相手に戦闘態勢

            


      そんなことがありはしないかと今日は綾ちゃん、朝から戦闘体勢でいた。
    暖房ぼうぼう、ローソクもたくさん用意。お湯も大量に沸かしてポットに
    入れておいた。



                  明かりが消えた途端、綾ちゃんダッシュでエレベーターに向かった。
    どうやら閉じ込められた人はいないみたい。ほっ。


                   今日はお昼時の患者さんが多い。停電したあと次々にやって来て口々に
    エレベーターが動かなくて往生した、随分暗いけどどうしたの?なんて
    おっしゃる。


             ドクター『いやあ、発電所でトラブルが頻発しているって新聞で読み
       ましたよ。困ったもんですなあ。』


   

     おいこら、そんな明白な嘘をつくな。よく見ろ、隣のビルには
    こうこうと明かりが灯っているぞ。停電しているのはうちの建物だけ
    だってば。


     翌日張り紙がでた。電源室から発火(!)事件が起こったため
    土曜日を1日修理の日と充てるためその日は24時間停電としますって。



           おお、危ねえ〜!!


     冬休み明けには解決していることでしょう。


     

今日本屋さんで見かけたドイツ語版
「聖・おにいさん」
ばっちりドイツ語訳されてました。



2014年12月23日火曜日

連日停電

                 


       結論から言うと綾ちゃんお手柄!綾ちゃんが廊下に出てきたからこそ
     エレベーターの女性に気が付いた訳でそうでなければ彼女の救出は
     大幅に遅れてしまっていたに違いないのだ。


                     ようやく綾ちゃんが家に帰ろうかという頃、ぱっと明かりがついた。
     鍼にお灸に指圧、吸玉とうちの治療には一切電気を使わない。でも
     全部屋暖房・赤外線ランプ無しは辛い。多くの患者さんはいわゆる
     「虚」「陰」など温める治療が有効な方たちだ。部屋を常に暖かく
     保っておくこと、局所的に熱を与える(お灸又はランプ)のは重要な
     処置なのに。





                  とりあえず予備の毛布をたくさん取ってきて患者さんにかける。指圧
    マッサージも今日は背中は行わない。換気も我慢して(衛生上、患者さんの
    入れ替えごとに窓を大きく開け放つのだけど)切り抜けた。


     翌日上の階のアシスタントの子たちと会った。だいたいどこも仕事にならず
    患者さんを返してしまったのだとか。商売あがったりだよね。




     なあんて言っていたら、翌日また落ちた。全く同時刻に。





学士さん


2014年12月20日土曜日

閉じ込められた?

                  


                 エレベーターだ。



                     『誰か、誰か、た、助けて!私、喘息なのお!い、息が出来ない!
     空気が足りなくなるわあ!』


                  おお!ドラマみたいな場面だ。なんてこった。上の階は循環器科。
   携帯酸素で鼻から酸素補給している患者さんを毎日のように見るぞ。




                  ドラマとかで金庫室とか地下室に閉じ込められた人が酸素不足に
    怯える場面をよく見るけど、この建物のエレベーターは5人乗りと小さめ。
    そもそも気密性はどのくらいあるんだろう?どうする?綾ちゃん?




                      即座に前に進み出たのはザンダー先生。落ち着き払ってカッコいいぞ。




                             『聞こえますか?この建物は停電中であなたは閉じ込められた
       のです。そこに何人の人がいますか?あなたは喘息持ちなのですね。
       今すぐ救助を呼びます。おい、君、112に電話だ。』


                       ザンダー先生のアシスタントの彼女が 急いで電話に走る。良かった。
     かっけー!ザンダー先生。冷静沈着。とりあえず大丈夫。綾ちゃんは
     うちのドクターに報告して来ようっと。


                        ドクターに事態を話したら自分が野次馬になって行っちゃったよ。
     あーあ、相変わらずうちはドタドタだな。


                          幸い消防車はすぐにやって来ていとも簡単にエレベーターの
                     ドアを開けた。




DJ



2014年12月19日金曜日

そして昼も停電した


                            仕事中、突然停電した。


                          おい、昨日の今日だぜ。

                  ここのところ停電騒ぎがしょっちゅうだ。この間は漢方薬を煎じようと
    薬瓶(仕組みは要するに炊飯器と同じで漢方薬専用の調理器具)のスイッチを
    入れたとたんバチンとブレーカーが落ちて往生した。カンベンして欲しい。


これで漢方薬を煎じます。


あれれ?電源板に走る綾ちゃん。ブレーカーは落ちてない。
建物全体か?この地区全部?
ここはミュンヒェンの中心部。停電なんかしたら
大騒ぎのはず。以前、地下鉄も何もかも止まって
大問題になったことがあった。



ドクターが困った困ったと頭を振りながら診察室から
出てきた。まっ、うちはさほど大したことでもないんだけどね。
とりあえずお向かいの歯医者を覗いてこようっと。



お向かいのドアを開ける。


おお、見事に開店休業状態。


歯医者こそ電気がなければ何もできない。
ザンダー先生、アシスタントたちと顔を突き合わせて
途方に暮れている最中だった。



と、そのとき、なんだかくぐもった声と何かを叩きつける音が
かすかに聞こえた。



『助けて!助けて!誰か!お願い!』



え?まさか、誰かどこかに閉じ込められている?



2014年12月18日木曜日

夜、停電した

              


     職場に  朝一番で出勤するのは綾ちゃん。どこの職場も一緒だよね、
    朝はこまごまとした仕事がいっぱいあるんだあ。


                 まだ朝の喧騒にまみれていない静かな建物。下のパン屋で薄いコーヒーを
   買うこともある。子供が寝坊していないか起きろコールしながらのパターンも
   多いな。綾ちゃん、ドクターから預かっている合鍵で誰もいない病院に入る。
              鍵を開けてそおっとドアを開ける。え?あれれ?なんで?




                 こうこうと「全ての」灯りが灯り、どこかでアラームがピーピー鳴ってる。
   泥棒か?誰かいるのか?鍵がかかってた訳だから何か変だぞ。



                 これまでに二度、似たようなパターンがあった。二度とも寝ぼけた
   ドクターに出くわした。部屋で勉強していて徹夜してしまったとのこと
   だった。今日もそうかなあ?



         『おはようございます!』


     誰もいない。とりあえずピーピー音の正体を探るか。ん?
    冷蔵庫だ。ああ、おそらく昨晩停電したんだ。で、皆そのままここを
    あとにして電気が復旧したとき、付けっ放しだった電気がそのままに
    なっちゃったんだ。




ウイーン少年合唱団 夏服
あーん、テルツのも作ってえ!


2014年12月17日水曜日

停電


                  ドイツに住んでいると時折停電に出くわす。


                    懐かしい。、、、と言ったらきっと災害時に停電を経験して辛い思いを
    なさった方からお叱りを受けるに違いない。



                     日本の電力会社(電工?)はものすごく優秀でごく普通の日常で停電に
    出くわすことなんて先ずあり得ない。
                現実には「ある」のだそうだけど、ホンの一瞬で、あれ?電球が
    ちらりんとしたかしら?程度のお話で大抵済んでしまう。日本の技術力の
    高さとサービス精神の極、ともいえるな。ここ数年電力会社の
    有り様について批判的な綾ちゃんだが何もかもを否定している訳じゃあない。


                    だから綾ちゃん、ドイツに来たばかりの頃、初めて自宅で停電を
    経験したときはノスタルジックな気分に陥った。


                       小さい頃、台風の最中に何時間も停電して、ローソクの灯りの元、
    キャンプ気分でいた自分を思い出して懐かしくなったから。



                         だけど、うちみたいな小さな病院で停電が起こったら?



                                 カンベンして欲しいよ、全く。







2014年12月16日火曜日

映画鑑賞~ミスターターナー




                ただの映画鑑賞でさえハプニングに見舞われてどたばたになるのが
   うちの職場らしい。


                そのあと波が退くように患者さんたちは退散して行った。これから
   お出かけする旨説明したので誰も長居しなかった。

                近くにドクター行き付けのドイツレストランがあってそこで皆で食事。
   へええ、こんなところにこんな店があったのね、と感心。ドイツの
   一膳飯屋っぽくて街の中心なのにちょっと隠れてて観光客はいない。
   ドクターは今の時期のお薦めといって鹿肉のグラーシュを皆に薦めていた。
   綾ちゃん、鹿は食べられない、と断ったらまあ、一口だけでもと味見させて
   もらった。びっくりの美味さだった。安い、ウマい、の庶民的なお店発見。


                  映画館に入ったらびっくり。9割方席が埋まっている。ほとんど我々の
   ような中高年層。真面目そうな顔の人が多い。ターナーに興味ある人たち
   なんだ。すぐに満席になった。




     ばたばたでしたが楽しみました。映画が終わるともう夜の10時半。
   皆さん二次会(三次会?)へ出かけて行きました。綾ちゃんはさすがに
   帰宅。


     映画はね、ターナーの描いた風景画そのものの美しい風景がいっぱい
   でてきてため息が出る瞬間を何度も味わいました。できれば晩年のターナー
   じゃなくって芸術に対するモチベーションとか思想とかをもうちょっと
   前面に出して欲しかったかも。


        

ターナーの絵
どれも大好き


2014年12月14日日曜日

映画館にたどり着けない?


                          綾ちゃん、謀(たばか)られたのだろうか?




                      もしや、映画に行こうなんて甘い言葉で誘っておいて結局ここで
     「週末」「深夜」労働を強要される嵌めに陥るのでは、、、?




                        『おお、フラウ ヨシオカ!ちょっと待っててね。すぐに終わるから。
      いやあ、急に患者さんがいっぺんに来ちゃって。アルバイトのリンに
      連絡が取れてね、彼女がいてくれて良かったよ。うちの奥さん、
      娘と朝から出かけちゃって連絡取れないし一人でどうしようと
      途方に暮れていたんだけどなんとかなったよ。』



                         ドクターが綾ちゃんに気づいて明るく声をかける。いや、オカシイ
      でしょ、やっぱ。今日は土曜日だし。綾ちゃん、受付でプランナーを
      めくると、なんといっぺんに患者さんが6人も押し寄せたらしい。


                           一人の患者さんが来ることは知っていた。うちの患者さんの中でも
      とびきり深刻な方だ。拒食症の方でご本人は立ち直ろうと必死だが
      まだ体の方は不安定で危険な状態を脱しきれていない。
      週末もドクターの治療を受けに来ないと安心していられないと
      ご本人がおっしゃっていた。今日ならゆっくり時間をかけて
      治療できるし。



                              映画に綾ちゃんたちを誘った患者さんもいらっしゃる。
      なるほどね、先ずは治療を受けて、そのあとお礼も兼ねてお出かけ
      するつもりなのね。



                                残りの4人の患者さんの名前を確認して成る程と合点がいく。
       皆、最初の方に負けず劣らず重篤な方ばかりだ。
       土曜日だけどもしやと思って電話をかけてこられた方が
       あと4人もいたとは、、、。




        ちなみに映画館はここの病院から徒歩で5分ほどなんだ。




             たどりつけるかなあ??




                                
                                           Mr.Turner    日本では2015年夏公開だそうです。
          ターナー役のテイモシー スポールさんって
          すごい有名な俳優さんですよね。
          ハリポタのピーター ペテイグリュー役が最近は
          印象に残っています。


 



2014年12月13日土曜日

映画に行く約束

               


        最近、ドクターたちとプライベートで遊ぶ(?)機会が増えた。
    土曜日は映画に行って来たのだ。




                    お若い頃は画家になりたかったとおっしゃるドクターはお休みの日などに
    時折キャンバス(桜材の立派なのをお持ちだ)に向かってらっしゃる。洋画を
    お描きになる。出来上がると患者さんに見せたりしてるので、絵画の話題で
    盛り上がることも多い。



                      病院のすぐ近くにロードショーのポスターが貼ってあった。

          


このポスターだった。
見た瞬間心が高鳴った。


     光と色彩の風景画家、ターナーの映画があるらしい。いいなあ、
    行ってみたいなあと思っていたら患者さんに誘われた。
    もちろん誘われたのはドクターで綾ちゃんはそのお伴だ。
    ドクターの奥様は絵画には全然興味無い。

                    ひさびさに子供を放っぽらかして(奴らは大喜びだ)ご飯を作り置いたら
    夜のお出かけ。夕食をとってから映画に行こうと18時に病院で待ち合わせた。
    19時半の開始で18時からご飯じゃあギリギリじゃないかと思って少し早め、
    17時半に綾ちゃんやって来た。

                   いつものように病院のドアを開ける。鍵は持っているからね。
   あれ?開いてる。明かりがこうこうと灯っている。もう、誰か来てるんだ。
   はろー!ヨシオカですけど、、、。


                    突然飛び込んできた風景に綾ちゃん、絶句。綾ちゃんの目に写った
    光景は、、、。

                     いつもの患者さんに溢れてバタバタ皆が忙しく立ち働いている
    見慣れた風景でした。



                         ちょっとお!オカシイんじゃありません?
      映画はどうなったのよお!!

2014年12月12日金曜日

復旧しましたー!




        ネットの接続が悪くブログをアップできませんでした。



        やっと長男がなんとかしてくれて(おお、頼れるヤツ!)
        今に至っています。



        でも今日はもう遅いのでまた明日から順次記事を
        入れていきますね。



            ではまた明日!


          




2014年12月9日火曜日

「若き入賞者たち」コンサート

             



      昨日12月7日は二男のカルテット今年最後の大イベントが行われました。




               ミュンヘン市で今年躍進を遂げたテイーンエイジャーの音楽家が三組
   招待を受け、30分ずつ持ち曲を弾く。「若き入賞者たち(junge Preisträger )」
   コンサートにご招待を受けたのです。
             今日のコンサートのために子供たちは新たにレパートリーを増やして
   頑張ってきました。


           
オフィシャル(?)ポートレイト




                 2014年は二男にとって大当たり年。思えば「まあいいか、コンクールまで
   3カ月のお付き合い。」で始めたカルテットもあれよあれよで一年以上が過ぎた。
             今回全国大会一位入賞したことで色々と奨学金を頂きました。ありがたい
   ことです。先月新たにムジークシューレ協会より奨学金としてアンサンブルの
   レッスン代が支払われることになり、実質無料でカルテットの授業を
   受けられるようになったのです。



パンフレット
コンサートに携帯を忘れて行って
写真撮れませんでした。


              ということで解散どころかレパートリーを増やさんとますます燃える四人です。
   お仕事も一杯もらって出演料もわずかながらもらえるのでやる気になる訳です。
                            来年も更なる躍進を。




本日の戦利品の数々
聖ニコラウスの日だったのでクリスマスらしく
みかん付き


2014年12月8日月曜日

そして安い!

          


       一回の外食で思いっきりブログを引っ張っているが、綾ちゃんの感動の
   現れと理解していただきたい。



                 魚料理が出てくる、出てくる。ものすごいボリューム。そしてまあ、お安い。






              清蒸魚  これで18ユーロくらい

                    北京ダックに関しては、こんなもんかって感じだったけど(北京名店の
    本場本物をご存知のドクターご一家はやはり、ううん、イマイチという
    ご感想だった)他は全部びっくりの中国のお味そのものだって。






究極の巨大魚 鯉 23ユーロくらいだった


                     どーん、どーんと出てくるお料理に取り分け用の菜箸もフォーク、
    スプーンも付いていない。もちろん頼めば持ってきてもらえるだろうけど、
    ドクターたちも周りの中国人たちも平然と直箸でパクパクいっている。
    直箸が前提となっているらしい。マリアさんはこれには凍りついている。
    成る程、衛生観念パーフェクトのドイツ人は寄り付かない訳だ。



             綾ちゃん『郷に入れば郷に従え、ですね。直箸でいっちゃいますか?』

               マリアさんを励ますが魚も蟹も(特に蟹は手づかみでばりばり食べるので)
    勇気を出すのが大変みたい。

                このマリアさん、亡くなった御主人(ハルさんと同じく)同様大の旅行好き、
    山歩き好き。世界中旅して回っていらっしゃる。
    彼女の旅行談をたくさん聞いて楽しい午後を過ごしました。


     このお店に興味のおありの方、HPはこちらです。

         http://www.bananenblaetter.com和合美食Bananenblätter




           

2014年12月6日土曜日

魚料理は姿モノに限る 甲殻類は殼ツキに限る



                  このお店、品数が少なく(全部で20品ほど)いわゆるドイツの中華料理屋で
    出てくるような定番メニューが無い。焼きそばだの酢豚だの春巻なんか。
    (隣のテーブルのドイツ人男性は食べているから注文すれば作っては
    くれるんだな。)魚は一尾まるごと料理オンリー。でも考えてみればそ
    れが正しい。普通の中華屋はいかにも冷凍魚を炒めているもんね。



               遅れて到着したドクターたち&マリアさん。挨拶もそこそこにめいめい
   魚料理を注文し始めた。あの、今日は北京ダックを食べる会じゃないんですか?


                 ドクター『予約したのは北京ダック(4人前)一品のみだからこの人数じゃ
   前菜にしかならないよ。コース料理よりアラカルトの方が楽しいからね。
   吉岡さん、何か食べたいものない?』(←因みに招待主はあくまでも
   マリアさんです。)


                               実はあります。
       メニューをめくった時から気になってしようがなかったモノ。




                         綾ちゃん、上海蟹の炒めものをリクエスト。
   海老も蟹も殼ごとどどーんだ。すごい。これは是非お目にかかってみたいです。




これ。
殻ごとどどーんと辛いタレで炒めてあった。
息子は最初怖がっていたがすぐに美味しさを理解。


2014年12月5日金曜日

隠れ家的中華料理店

          


          『ニーハオ!*★#▽∋〓≒∇♪¶∬???
         (ドイツ語で)アナタ、中国人ジャナイノ?』



                    すいませーん!一言もわかりませーん。



                  結局それでも一番に到着した我々。予約の名前と「北京ダック」の
     合い言葉で店がそこで正しいことがわかった。この店では北京ダックは
     3日以上前に予約が必要だから。



                    いやあ、この店は見事に中国。客もまた見事に中国人しかいない。
     隣のテーブルに六人連れがいて一人だけドイツ人男性が混じっている。
     彼は黙々と一人、「自分の」焼きそばをフォークとスプーンで
     「正しく」食べているけれど ・ ・ ・ 。
     回りの中国人は彼の孤独をものともせず皆で大皿料理をつつきあっている。
     その一品一品の大きなことといったら!





北京ダックの骨で作ったスープ
このお皿は直径50センチくらいあった。


                   どきどきしながらメニューをめくる綾ちゃん。おお、一品ごとに
     写真と手書きの中国語、あと訳のわからんドイツ語訳???のような
     ものがついている。

                   『このドイツ語訳、絶対Google翻訳丸写しだよ。』息子談



     なるほど意味不明、言葉の関連が妙ちくりんなのはそういう訳か。
     
                  
           

2014年12月4日木曜日

ハーモニー(Harmonie)は和合かバナナか?




                 マリアさんというのは一昨年お亡くなりになったハルさん(仮名)の
   義理の妹にあたる方だ。ドイツ人だけどドクターたちとは親戚同様の
   付き合いをしている。70歳位だが見た目は若く美しい。昨年大きく体調を
   崩してうちのドクターを頼ってやって来た。何十回と治療を受けたが
   ドクターは一度としてお金を受け取っていない。すっかり元気になられた
   ところで、では一度食事を招待させて下さいと言われて綾ちゃんまで
   ご招待に預かった。息子も一緒だ。


                 お店はこちらで選ぶようにということだったので北京ダックを
   食べることにした。


   ドクターたちが知り合いのコックさん(もちろん中国人)に聞いて、
   オリジナル北京ダックを用意してくれる店の情報を仕入れたのだ。




                    前日、ドクターの奥様が中華料理店のホームページを検索していたので、
    綾ちゃん、そこの住所をメモしておいた。なんだ、随分遠いなあ。
    ミュンヘン空港に近い駅だし、しかも駅から徒歩20分くらいかかりそう。
    一時間前に家を出ても間に合いそうにない。


                      結局その日は朝10時半ごろ家を出た。あのメンツなら死ぬほど食べる
    ことになるに違いないから朝ごはんは抜いてきた。


                       お昼の12時の約束だけどタイミングよく綾ちゃんたちが乗るつもり
    だったのの前の列車が遅れてやって来たのでかなり早めに駅に着いた。
    まだ11時過ぎ。でもこれからたくさん歩きそうだし、、、と思っていたら
    ドクターから電話がかかってきた。



       『フラウ ヨシオカ、今日のお店がどこか知らないでしょう?』
    


      え?「シャンハイ(Shanghai)」でしょ?全部メモってきてますけど。



       『ちがう、ちがう、うちの奥さんが間違えて教えたんだ。
       僕らも行ったことないお店なんで勘違いしちゃったんだ。』



      ウソ、もう駅まで来ちゃってますよお。


        『えっと、その駅じゃなくってもっと手前の駅なんだ。
        住所はね、、、、でも駅を出たらすぐ右手だからわかるよ。』



      あの、で、そのお店は何ていう名前なんですか?


      綾ちゃんがそうたずねると、ドクター、突然電話の向こうで慌てて



         『ええっと、えー、、、は、はるもにー!(Harmonie)』



      ああ、そっか。中国語の発音を綾ちゃんたちは理解できないから
     とっさにドイツ語訳してくれたのね。んん?Harmonieに当たる
     漢字って何だろう?



      息子とああでもない、こうでもないと話しながら電車で引き返し
     正しい駅に到着した。駅を出るとすぐ右手にとてもチープな感じの
     さびれた中華料理屋の入り口があり(HITという大型スーパーマーケット
     のテナントだった。)まさかこれではないだろうなといぶかしんで
     看板を見上げるとそこには、、、





              和合 Banana Blatt
      と書かれていた??????バナナの葉って「和合」の訳??  





ドイツ版北京ダック


中国クレープに千切り野菜付き


2014年12月3日水曜日

ミュンヘンにもあった!本格中華料理レストラン




       先週の日曜日、ドクターご家族と一緒にご飯を食べに行きました。


                マリアさんという患者さんのご招待です。詳細はまた明日。




おお、中華料理店



おいおい、首がついてるよ。
これメニューの写真です。



さて、これは何でしょう?



明日へ続く。



飲む世界遺産!ラオホビア

               



        バンベルクは計二往復した。すごく良いチェロ屋さんだったけど
    残念ながら買わなかった。楽器と弾き手の「相性」というものらしい。
    う~ん、難しい!



バンベルクの聖堂前

                  でもバンベルクにお出かけは綾ちゃん浮き浮き。ICE(ドイツ新幹線)で
    遠出だし、何よりこの町には「飲む世界遺産、ラオホビア(燻製ビール)」
    がある。





ラオホビアと言えばここシェレンケルラ


                    日本でも地ビールブームからヴァイツエン(小麦ビール)やラオホビアが
    各地で作られているけれど、本場はここ。瓶ビールもあることはあるけれどラ
    オホビアは賞味期限が短く、瓶と生ではまるきりお味が違う。
    つまりここバンベルクを訪れぬ限り味わえないのだ。




入り口。ただの一杯飲み屋風の雑な感じがいい


                    ビールのチップを燻すらしいね。この独特の味わい。いやー、綾ちゃん、
    もう、本来の目的はとっくに消滅。グルメ三昧です。



やったー!最高!




おっとここはお隣のアムブロイジアヌム
シュレンケルラはビール最高だけどゴハンはイマイチ。
息子がぶうたれないようにと入ったお店はまたしても醸造所。
三種類のビール(ラガー、ヴァイツエン、ラオホ)お試しセット




フラムクーヘン
素晴らしいレベルでした



息子はシュニッツェル
これも満点レベルのお味



ヘーゲルも住んでたんだって


2014年12月1日月曜日

ドイツの小ベネチア バンベルク





                     ミッテンヴァルトはため息の出るほど美しい村でしたが
    残念ながら(友人のチェリストお薦めの)店では気に入ったものが
    ありませんでした。



                     綾ちゃんたちは次なる情報を手にドイツのベニスこと
     バンベルクへ赴いた。ここに腕の良い職人さんがいるんだって。




世界遺産の町 バンベルク



ドイツの小ベニス



ねね、美しい町



まるでベニス



ここには昔からの名レストラン メッサーシュミットが
あります



実は綾ちゃん、綾ちゃん夫と初めて訪れた思い出の町。
思い出のレストラン

再び訪れました。



フランケン名物
ワイン泡スープ  激ウマでした。



イワナの前菜


牛フィレ 息子の注文 贅沢!


綾ちゃんは鰻の赤ワイン煮


あれれー?綾ちゃん達ったら何しに来たんだっけ??
グルメに溺れる1日でした。