2017年4月19日水曜日

1977年のヒットソングの訳



ドイツに帰ってきて時差ぼけな綾ちゃんはまず
今ホットな北朝鮮問題の状況を知りたくて
(日本ではネット環境が良くなかった)
虎ノ門ニュースをつけたら月曜日担当の青山繁晴さんが
冒頭にご自身のラジオ番組「オンザロード」で1977年の
ヒットソング特集をやったというエピソードを語ってらした。


山口百恵の「夢先案内人」とかビリージョエルの「素顔のままで」とか。



でもなんのために?なんでよりによって1977年?




みなさん、1977年ってなんの年だかわかりますか?




そう、拉致問題の象徴となった横田めぐみさんが失踪した年なのだ。
今から40年前。12歳で連れ去られて今彼女は52歳。



12歳といえば多感な思春期の入り口。音楽も聴いただろうか?


あの頃、百恵ちゃんのファンの娘はたくさんいた。
めぐみさんも好きだったかもしれない。




洋楽も背伸びして聴き始めた年頃かもしれない。
ビリージョエル不朽の名作。


そしておそらくはこれ以降、「堕落腐敗した資本主義の音楽」を耳にする
チャンスは無くなってしまったはずだ。



緊張の高まる米朝関係。そして万が一の北朝鮮有事には、邦人保護の義務があると
訴える青山さんの願いが77年のヒットパレードだ。
北朝鮮ではラジオのチューナーは固定されているそうだけれど
命がけで海外の電波をキャッチしようとする人がいるかもしれない。
その中にもしもめぐみさんがいたのなら、そんな思いを込めて
あの頃の音楽を電波に乗せて飛ばしてみる。



とどけ、とどけ、とどけ。



胸が熱くなった。






日本で両親と一緒に鹿児島県指宿市最南端長崎鼻に行きました。
写真に撮りませんでしたが、ここの写真ポイントのすぐそばに古く朽ち果てた木の看板が
立っていて「不審な密航船を見つけたら110番」とようやく読めた。
タクシーの運転手さんに訊いてみたら、日置市で増元るみ子さんが
1978年に拉致された頃の看板が今でも残っているのだと教えてくれた。






このかた青山繁晴さんの美人秘書清水麻未さん。
短いスピーチですが拉致問題解決をせき止めている全貌が分かります。
こんなにお若くてしっかりした考えの方が育ってくれているのは
頼もしいことです。



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