2014年8月6日水曜日

今度は百足(ムカデ)?


                   久々に漢方薬ネタです。




        よく患者さんで漢方薬の処方箋の実際を詳しく知りたいとおっしゃる方がいる。




         気持ちはすごくよくわかるけど知らないほうが幸せってことも多いよ。実際。
 ていうか、知ってしまうと絶対飲みたくないと思って売れなくなっちゃうよね。




           初期の風邪薬とかだと身体を温めたりする植物の組み合わせが多くって、
  みかんの皮だのナツメだのシナモンだのって説明するほうも心安いけど、
  そうもいかない生薬がほとんど。




          冬虫夏草とかキハダとか杜仲みたいに日本ではある程度知名度のある薬品も
 ドイツではラテン語や植物辞典の絵を見せながら教えてあげることもある。
 まっ、いずれにせよ植物由来だと気はラクだ。




                問題は「イキモノ系」だよなあ、やっぱ。






蜈蚣(ごこう)と読みます。
竹ひごの様なものにまっすぐに
貼付けてある。



                  あああ~!!!こっ、これはあ!まさかああ!

                現在ドクターの奥様が中国に帰省中で準備が足りなかったとみえる。
    いつもは粉末状なので「ブツ」を見たことがなかった綾ちゃん。
    うわわわわ。ご、蜈蚣ってムカデのことだったの??
    こっ、これ、ミキサーにかけるんですよね。
              大急ぎで粉砕機にかけ別包にて患者さんにお渡しする。この人は、
    た、帯状疱疹の患者さん。かなり重症でいらっしゃる。


                お願い、聞かないで!この薬、何なのって。





ぴよ〜ん。写真撮影のため二匹取り出してみました。





うちに帰ってネットで検索した。
帯状疱疹の特効薬って書いてあった。



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