2017年6月26日月曜日

最初の一語を発する前の空気感の大切さ



綾ちゃんは日常の様々なドイツ語を使う場面で
誰かのドイツ語のお手伝いをすることがある。
通訳というほど立派なお仕事はできないんだけどね。


大切なお話がこれから始まるという瞬間、あ、あ、ああ〜!って
警報を鳴らしたくなることがある。
これから大切な話し合いをしなきゃいけないのに最初の一言を
どちらかが発する前にこっちの印象がすこぶる悪くなるのを感じる一瞬が
あるんだ。




それはね、とてつもなくつまらない所作が生み出すことだったりするわけ。




お役所で担当の事務官が出てきた時に立ち上がって握手しながら名乗るとか
にっこりするとかそういうことをすっ飛ばしたがために
あらぬ偏見を持たれてしまってこちらが通したい案件が
すでに暗礁に盛り上げた感が出てくる(いや、話し合いはまだ
何も始まってはいないのに)空気をだいぶ体験してきてしまった。
相手の文化に従ったちょっとした手続きをするかしないかで驚くほど
相手の印象は変わってしまうものなのだ。


それで日本語で小さな声で(あ、今、握手です!)とか(今、ありがとうって
言ってください!)とかオバタリアン的指示を出すこともある。


ドイツ語教師として生徒さんにドイツ語を教えながら
一緒にマナー教室も開講しなきゃって思うことしきりなんだ。
そう、最初の一語を発する前の空気感の方が語学力そのものより
どれだけ大切であることか。



これは先週のヒルシュガルテン(鹿公園)お天気抜群。ここはミュンヘン有数の
ビアガーデン。ビールはミュンヘン子大好きなアウグスティーナーだし。緑の多さ、
美しさ、広大さ。何もかも言うことなし。
しかも都心から近い割に意外にもアクセス悪し。(ヒルシュガルテン駅から
結構歩く。ビアガーデンに行きたいならライム駅の方が近い)この微妙な
位置関係が観光化されてない魅力。



その名の通り鹿さんがたくさんいます。奈良とは違って人慣れしてません。
ここは昔ビールの地下貯蔵庫だったんだってね。それでビアガーデンになったんだって。



0 件のコメント:

コメントを投稿