2013年3月15日金曜日

TATOO  ②





    現代の西洋人が考える「地獄図」ってこんな感じなのかなあ。


 背中から肩にかけて悪魔の顔をした龍がにらんでいる。もう一方の腕にも
もう一人の悪魔がいる。下の絵の龍の顔の部分に「デスノート」の「死神」の
顔をくっつけた感じ。


ちなみにこれは京都建仁寺の双龍図(らしい)。こんな顔ならまだお茶目だと思うけど。



ご存知「デスノート」死神リューク。キャラはむちゃくちゃ可愛かった。




 彼女の背中の悪魔がにらんでいる先は小さな子供だ。膝を抱えてうずくまっている。
女性の裸体の図も小さく描かれている。




      はは〜ん、インナーチャイルドってやつか。失われた本来の自分。




   『驚いたでしょう?不愉快に思われなかったかしら?タトゥーなんて
   嫌がる人も多いから。』



 ドイツの人たちはおしゃれでタトゥーをするから、患者さんでもポイントタトゥーの
人ならいっぱいいる。大抵はヤンキー系の人だ。へそピアスとか鼻ピアスのノリだね。
警察官のヴァイスさんも腕に唐草模様のタトゥーを入れている。(余談だが、ある女性の
患者さんでうなじに小さく唐草模様のタトゥーを入れてた人がいて、その模様が
漢字の「夫」みたいだったんで、「ご主人の事がとっても大切なんですねえ」と言ったら
憤慨されたということがあった。「なんで私がわざわざ夫が大切だってこんなとこに
描かなきゃいけないのよう!」って怒ってた!?)
でも、「極道の妻たち」に出て来るようなこんな見事な入れ墨を
しているドイツ人にお目にかかったのは初めてだ。
しかもあなたのような『本格お嬢』まっしぐらの方が洋服を脱いだらいきなりコレだもの、まるで映画の一場面を見るようだよ、まったく。



(つづく)





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