2013年6月16日日曜日

プロフェッサーの友情  ①



            プロフェッサーにまた会える。




 ご病気だと言うのはもちろんお気の毒なんだけどやっぱり嬉しい。私がこの病院で
最初に仲良くなった患者さんの一人だしね。私の彼に対する思い入れは大きい。
あまり深刻なご病気でなければいいのだけれど。



 彼は相変わらず大きな方だ。いつも変わらず耳当てをなさってゆっくりゆっくり
歩いてらっしゃる。再会出来てとっても嬉しいのだけれどまずはとりあえずドクターの
お部屋へ。割とお元気そうに見えたけど、大丈夫かな。



 今回の彼の主訴は肋間神経痛。ほっとするのは変だけれどおそらくは大丈夫。
何度か治療すれば多分良くなる。



 人間のカラダというのは不思議なもので症状がどこに現れようが結局その根本原因は
同じところから来ているようで結局我々が治療するのは前回と同じ経絡だったりする。
ここらへんが西洋医療と大きく異なる点だ。先生の見立てでは今回も重点的に扱うのは
腎経。痛みの部分にももちろん鍼は打つけれど、同時進行で体質治療を行っていく。
私の担当は足の 少陰腎経の指圧。よし、がんばろうっと。



(つづく)



        

                  足の腎経

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