2015年2月14日土曜日

労働意欲を削いだきっかけ


               去年の10月から年末まで医学生がヘルプに入った。ミュンヘン工業大学
   医学部の2年生で中国人、将来うちのドクターのようにミュンヘンで中医学の
   プラクシスを開業したいという元気な若者で、普段はスポーツジムの
   指圧マッサージ師のバイト、救急医療のヘルプなどをしている。
   つまりずばり職業研修そのものだ。普段のバイトがお休みの期間、ここで
   働きたい、と言ってきた。ただし夕方のみ。



                  うちの病院にとっては願ったりかなったり。綾ちゃんは夕方働けないし、
   夕方、仕事帰りに治療に来られる患者さんは多くて、17時以降病院は
   戦争状態になる。


                     医学部生、専門家、しかも男。これらの条件で彼は一気にちやほやされて
    いたらしい。(綾ちゃんは現場を見ていないが患者さんたちから噂に
    聞いた。)結構、結構。少しでも患者さんが彼の勤務の時間に流れて
    くれればこれまで綾ちゃんが一手に担ってきた負担が少しでも軽くなる。
    嬉しいぞ。



         でも医学と何の関係もないただの学生アルバイトの
         りんちゃんにとっては心傷つけられる事件だったのだ。




お魚チェーン店ノルトゼー
伊勢海老なんてとってもお安く
グリルで半身立ち食いで食べれる。



生牡蠣もレモンを絞ってお安く贅沢を。




2 件のコメント:

  1. りんちゃんって男性だったんですね(驚)

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    1. いえいえりんちゃんは女性です。私の作文が下手でしたね。彼女は午後のヘルプの担当だったのに突如として現れた医学生の男の子のその座を奪われて心傷ついた、というハナシを書いたつもりでした。

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