2015年2月15日日曜日

下がりっぱなしのモチベーション




                   『フラウ ヨシオカ、私、ドクターのことが時々判らない。』




                      中々りんちゃんと会うチャンスがなかった。時間帯が合わなくって。
     きっと色んな不満を溜め込んでいるだろうと思っていたのだ。


                       勤務時間が全然違うので彼女の働きぶりは目にしていないが
     綾ちゃんには彼女のモチベーションがジェットコースターの降下の
     如く落ちていく様子が手に取るように想像できていた。





      朝一番に病院に出勤すると前日、りんちゃんがどのくらい「片付け」や
     「翌日の準備」に心を砕いてくれたかを伺える。以前は心憎いほど翌日の
     綾ちゃんのことを考えていてくれていた。中々感謝の意を伝えるチャンスも
     なかったがいつだって綾ちゃんはダンケ、ダンケ、と心で唱えていたものだ。




                     だが、ここ1~2か月は明らかに手抜きが目立つ。患者はクレームをだす。
     とにかく「コト」が起こる前にりんちゃんに会いたい、と思っていた
     ところだった。




                           『んーん、りんちゃん、どうかしたの?』


                           とりあえず綾ちゃんは素知らぬふりをして話を始める。

      ラッキーなことに今、この瞬間、他に誰もいない。綾ちゃんはお説教のよう
      なことは言いたくない。りんちゃんだって立派な大人だ。いずれにせよ
      人間というものはお説教したくらいで「変える」ことはできない。



                           でもまずは 彼女の心の内を聞いてみよう。




えへへ。お魚屋さんって楽し〜い!






さて、綾ちゃんちで何ができあがるか?

2 件のコメント:

  1. あれ?やっぱり女性・・・?

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    1. りんちゃんの事を最初に記事に書いたのは2012年の11月のことでした。
      http://aya292.blogspot.de/2012/11/blog-post_8.html
      りんちゃん

      併せてご一読いただければ幸いでございます。

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