2013年7月22日月曜日

トマトの運命



 トマトに限らない。例えばジュースなら濃縮果汁(Konzentratsaft)なんてのはほぼ
間違いないくらいアヤシい。メーカーが大手であろうがなかろうが大差ない。
(フレッシュジュース Direktsaftなら輸送時間の都合上セーフ)



 そうだね。ことの真偽はともかくとして、この話には十分な信憑性があると思う。
安直に買える便利さ、簡便性はどこかで代価を支払わなければならない。




 あれは春のこと。ドイツの新聞記事に大見出しで、アメリカからEU(特にドイツ)に
対して農業輸入規制緩和のオファーあり、と報じていた。これって欧州版TPPじゃないの?
って思って、翌日農水省勤務のダンナ様の方に訊いてみた。するとやはり私の思った通り
だという。が、豈図らんや、ドイツはそんなことしないよって彼は説明した。
例えば大豆。近年の健康食ブームで代用肉として需要が飛躍的に伸びた。だが、大豆食品に関心のある人というのは即ち安全性にも厳しい人たちだ。アメリカや中国から原材料を
頼っていては意味が無い。現在、バイエルン北部に大規模な有機農法による大豆畑を作る
プロジェクトが進行しているらしい。



       自分たちの口にするものは自分たちで責任もって守る。
      当たり前のことが我々日本人には痛い。



 トマトトマト。ドクターの突然の逸話から色々と書き連ねてきたけれど、やっぱり
私(たち)の願いはただ一つ。、美味しくて安全なトマトが食べたい。



    


        ドイツ人の大好きなアスパラガスも冷凍、瓶詰め品は
        中国産とのことだ。


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