2014年2月8日土曜日

ドイツ青少年音楽コンクール ~ミュンヘン大会~②





                    このテーマは漢方とは何の関係もありません。
             あしからず。





 このコンクールについてひととおりの説明を試みてみよう。
参加資格は年齢のみ。オルガンと声楽を除き(27歳!以下)21歳以下であること。
国籍や居住地、プロ・アマの別は問わない。もっともプロ活動してる人は普通
出ないけど。でもドイツ人でプロになった音楽家はまず皆このコンクールを
通過している。ユリア・フィッシャーさんとかアリス沙羅・オットさんとか。



 毎年一月の末あたりから各地方で地方大会が行われる。全ドイツだから大変な数だ。
楽器はほとんど考えうる限りのものがある。ピアノ、ヴァイオリン以下弦楽器、フルートなどの金管クラリネットなど木管楽器、打楽器、声楽etc。そしてこれらの組み合わせ。
クラッシックだけでなくモダンやポップなども部門がある。ジャズは別にコンクールが
あるらしい。一昔前はこれらの楽器も組み合わせの可能性ももう少し制限されていた分、ピアノやヴァイオリンなどのメジャーな楽器は毎年ソロ部門のコンクールが
あったそうだ。が、現在は各種目が3年に一度のルーティーンとなっている。つまり、
3年に一度しかないチャンスなのだ。ね、オリンピックみたいでしょ。
それぞれ楽器や組み合わせごと、年齢に応じて曲目の時代と組み合わせ、演奏時間が
細かく定められている。


                               

           
       ミュンヒェン会場本部はかつてヒトラーの総統官邸だった
             事で有名なミュンヒェン音大です。







 10歳以下の子供たちはお祭りはここでおしまい。規定の点数によって
1位25点〜21点、2位20点〜17点、3位16点〜13点と定められている。
あとは参加賞。1位、2位というよりは金賞、銀賞と置き換えた方がわかりやすいかもしれない。



 11、12歳の子は1位の中でも23点以上の者が州大会へ進める。13歳以上の子は
州大会で24点以上をとると全国大会へ歩を進める事が出来る。もちろん審査はどんどん
厳しくなるし参加者のレベルもどんどん高くなって来る。





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