2015年11月26日木曜日

自然療法士養成学校




 自然療法士養成というのは実は中身は自然療法とは何の関係もない、というと
驚く人も多いと思うけどこれは本当の話で九割九部方西洋医学の知識を
詰め込ませられるのだ。国家試験のための予備校だから大切なのは法律的に
何をどこまでやって良いのか悪いのかを徹底的に詰め込まれる。
救命救急などは特に重要で要は医学の分野におけるヒエラルヒーを
徹底させるための通過儀礼のようなものだ。






綾ちゃんは右も左もわからぬ、ドイツ語といえば文学本しか読んだことのない
文学オタクだったわけでとにかく単語がわからなくてめちゃめちゃ困った。
  文章そのものはただの平叙文でA=B的補語文章(This is a pen.的)なのに
一文につき10個以上知らない単語ばかりで医学辞書片手に単語帳作りながら
奮闘したものだ。ラテン語ばかりだし。ラテン語は実は綾ちゃん、大学で
西洋文学専攻生として半必須科目だったのだけれど、驚くほど何も覚えていなかった。
最初の半年間は予習にかかる手間と時間が膨大で子供も小さくて大変だったから
時間を決めてコツコツ勉強していった。




通常は卒業まで3年コース。病理学、解剖学の予備知識のある人は
2年短縮のケースもある。綾ちゃんは子育てで勉強時間が子供が学校に
通っている時間のみと圧倒的に少なかったため、最初から3年で卒業できるとは
考えていなかった。医学の知識ゼロだしドイツ語だとなおさらわからないからね。
実習もいろいろあって聴診器から注射針まで揃えねばならなかったし。
今、思い出してみると本当によくやったなあって思う。
結局、4年半ほどかかったかな、卒業まで。。
でも卒業試験の成績は満足できる結果を出せた。



自然療法の専門領域の方は多岐に分かれているからね。
専門分野は国家試験に通った後(または前)個別に行う。たいていの養成学校には
選択科目、特別講座として自然療法各種の集中講座が設けられている。
でもホメオパシーだとか鍼だとか専門の学校はそれはそれでまた別の独立した
学校がある。


とにかく綾ちゃんは医学の基礎知識は何とかついたんだけど
ドイツで勉強したもんだからほぼ全部ドイツ語でないと分からない!
病気の名前は何とかなるけれど人体の解剖図なんて日本語ではほとんど
どれも言えません。うへへー。







シューベルト 夜と夢 
綾ちゃん夫が芦谷で開催されたエリー アーメリングの公開講座に
行ってきたそうです。年老いてなお美しく素晴らしい歌声だったそうです。




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