2015年11月5日木曜日

火傷しても気づかない?




この間、ちょびっと大変なことが起こった(らしい。綾ちゃんは
その場にいなかった)。患者さんが治療中に火傷をしちゃったんだ。


うちはお灸や吸玉療法で火をよく使うから火の始末には皆、ものすごく
神経質なんだ。だからそういううっかりのミステイクではないんだけれど。



ドクターがある患者さんにお灸を固定する木箱を(箱灸、というらしい)




セットしておいた。お腹に。これは熱の強さ弱さで棒灸の高さを
調節できるから便利な道具。念のためにいつでもスタッフを呼べるように
呼び鈴も渡しておいたから万全のはずだった。
それなのに気がついたらお灸の場所はひどい火傷になっていた。
下腹部は太陽叢といってエネルギーの源を司る場所。最も頻繁にお灸をすえる
場所でもある。



もちろんドクターはびっくり大慌てで火傷の処置をした。、、、が、
この時驚愕の事実が発覚したんだ。



この患者さん、下腹部の感覚がそもそも完全に無かったんだ。
そして患者さん本人もこの事故が起こるまでそのことに全く気がついて
いなかったんだ!


『だって熱くも痛くもないんです。 』


綾ちゃんが次の治療日に火傷の痕を見てびっくりしていると
彼女は平然としていた。火傷したことに対して怒っても悲しんでも
いないように見えた。(例え病院側の過失でなくとも)こんなにひどい
火傷を負ったら綾ちゃん、自分ならもうここに来る気にならなくなると
思うけどなあ。


彼女は妊娠希望の女性だった。


当年とって48歳。




アンパー川沿いの散歩道
綾ちゃんちのすぐそばです。



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