2017年2月16日木曜日

綾ちゃん的雪山遭難の思い出




        まだ20歳代だった留学時代の綾ちゃんが当時仲の良かった
       男の子たちに誘われて初めてスキーに連れてってもらった時のこと。



        向かった先はドイツ最高峰ツークシュピッツエ。もちろん
       予備知識ゼロ。全員スキー イン ドイツ初めて組。大丈夫な
       わけがない。しかも綾ちゃん以外全員上級者だった。



        ずいぶん後になってわかったんだけどツークシュピッツエには
       意外とコースが沢山なくて上級者コースと初心者コースの二つだけ。
       んで何もわからずみんなについて行ってリフトで山のてっぺんまで
       きてしまって肝を冷やした。綾ちゃんの足元はただの崖にしか見えない。
       まだ何もできないのに友人たちはどんどん滑って見えなくなって
       しまった。(スキー初心者の綾ちゃんに教えてくれるという約束を
       全員忘却していたのだ)


        その時すぐにリフトに戻るという選択を思いつかなかったのが
       若さというかバカさの至りでちょっと(命がけで)移動しては
       転びまた転びというのを繰り返していた。両側は本当に転落したら
       死にそうな風景だしとりあえずリフトの真下近くに寄ってザクザク
       雪山下山に取り掛かった。


        友人の一人が二週目の時に綾ちゃんに気づいてそばに寄ってくれて
       「除雪車を捕まえて救助してもらえ」とアドヴァイスしてくれたが
       叶うはずもない望みだった。



        結局この日自力でスキーコースの頂上から麓まで降りてきた
       綾ちゃんだったが友人たちがたっぷりスキーを楽しんでそろそろ
       帰るべ、という頃ようやくたどり着いたという馬鹿げた結末だった。



           身体中痛かった。実際打ち身だらけだった。


           

         いや、コース自体は沢山あるなあ。あの時絶望に
        打ちひしがれながら下山したのはどのコースだったんだろう。
        登山鉄道を降りてすぐ立派なケーブルカーに乗ってすごい
        急斜面のところだったけど。
        今思い出しても悪夢にうなされそうな出来事だったな。



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