2012年11月28日水曜日

プロフェッサー ⑥



     


      プロフェッサーのために予習をしてみて改めて当たり前のことに
     気がついた。




     なんで今まで私はこれと同じ情熱を持って一人一人の患者さんに接して
    来なかったんだろうって。
    例えば指圧マッサージ一つを例に挙げても、うちは病院であって
    マッサージ屋さんではない訳だから求められているのは医療レベルのそれだ。
    一人一人を治癒に導くためにもっと真剣に事前準備をすべきなのだ。




     そしたら思いもかけず先生が私に向かってこうおっしゃった。


     『吉岡さん。これからは出来るだけこういう機会を持って
     一人一人の患者さんを検討していきましょう。
     一緒に頑張りましょうね。』って。



     先生も同じこと思ってくださったんだ。



     そう、うちの先生は一匹狼タイプで他人に頼るということをしない。
    おそらく自分の鍼の「腕」に相当自信がおありなのだろうと思う。アシストは
    あくまで添え物の補助だとお考えの部分があったのではないかしら。
    私も実は腹を割ったコミュニケーションが苦手なタイプ。やっぱり一匹狼。
    1+1が3にも4にもなるような場を作っていかなきゃいけないんだ。



     うん、勇気を出して先生に相談してよかった。 



  (続く) 

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