2016年4月18日月曜日

余震に想う その2




     それでも神戸の地震は今にして思えば綾ちゃんにとって他人事だったように
    思う。(当時の被災者の方、申し訳ありません!!)ドイツに住んでいて
    明らかに情報量が日本在住の方と違っていたので致し方ないかもしれない。
    


     今日のニュースを見て(例えば綾ちゃんは枕元にスマホを置いて寝入り前と
    目覚めてすぐ見たんだけど)早朝一番にエクアドルの地震のニュースが
    トップに来ていたのを見て変な気持ちがした。死者41名、震度7.7という
    数字が奇妙に熊本地震とシンクロしていて何かの間違いじゃないかと思った。 
    地震なら世界中でしょっちゅう起こっている。被災地が自分とどのくらい
    関わりあうかでこんなにも関心度が変わってしまうのだ。



     今回の地震でもドイツ社会における日本の地震というのはものすごく
    ニュース性があって、いかにドイツという国が日本に関心を持っているかが
    わかる。いや、明確に親近感を持っていると思う。



     ただしドイツに限らず世界中が日本の地震に関心を持っているのはもちろん
    先の東北大震災で福島の問題があったからだ。福島の例で日本の有事対応が
    いかに幼稚なものかを見てしまったのでどっちかというとドキドキはらはら
    しながら行く末を眺めているように思える。



     有事に際しての日本人のモラルの高さや助け合い精神の発達度は見事な
    ものだ。さすがに地震大国、台風王国だけあってまず個人の行動が立派だし
    警察や自衛隊、医療関係者、誰もが高い理念と見事な行動力でテキパキと
    動いている。今回、綾ちゃんも熊本在住の知人と連絡が取れましたが
    自分の持ち場を心得てできることを一生懸命やって災害と戦っています。
    がんばれー!ですね。


     これだけ一人一人がきちんと対応できるのにどーして集団マインドになると
    いじめが起こったり権力や力のあるものに迎合したり利権で争ったりして
    国として崇高な精神を示すことが出来ないのか、これが日本の根源的な
    問題だと思うなあ。こういうことを綾ちゃんはうまく分析できずにいる。
    実はこの話題はドイツ人とガチで話していて最も話題になること
    なんだけどね。綾ちゃんはこういうとき狭い島国の農耕民族である日本人の
    穏やかで平和を愛する国民性と、同時に集団制を重んじて「出すぎる」ことを
    極端に嫌う傾向(それを悪用する一部の政治家たち)の話をするんだけれどね。
    でもやっぱり上手く説明できないなあ。




     まだまだ余震の続く九州地方ですが少しずつ間隔が広がりつつあるの、、
    かな?大変なときに平静を保つのは無茶ですよね。でもまず何よりも
    生命を護ってください。ずっとずっと祈っています。





楓 スピッツ YO1KO2 featuring by URU
最近の綾ちゃんのイチ押しです。



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