2016年4月27日水曜日

ファッションで「甘え」を表現しない




       この間電車の中でモヒカンの男性に出会った。かなり久々。
      フリューリング フェスト(ミュンヘン春のビール祭り。オクトーバー
      フェスト春版)に行くのかなあ?このものすごく手間がかかるであろう
      髪型の割にファッションは地味で系でスマートにまとめている。
      いやあ、お洒落だなあ。ついチラ見を止められない綾ちゃん。



       ショッキングピンクとか蛍光イエローなモヒカンの人たちが一世を風靡
      した時代もあった。ドイツの大人たちはこれらを総称して「パンク」な
      人たちと呼んでいる。一種の思想として認めている風だ。今の大人たちは
      ロックな世代をくぐり抜けているわけだから随分理解があるように見える。
      画鋲が刺さった革ジャンとか鎖が絡みついたビリビリズボン(綾ちゃんは
      全部名称がわからないんだけど)の人を見ても別に怖くない。うーん、
      取り巻かれたら怖いかも。でも今はこの種の人たちはどっちかというと
      アニメオタクのコスプレとか大人にとって「もっと訳のわからない」分野と
      同一視されてるように思うなあ。いづれにしても綾ちゃんだけでなく
      このモヒカンに限って言えば、たいていのドイツ人は「賞賛」の目で
      見ている。沢山の疑問が沸き起こってくるもんね。美容院でいくらくらい
      したのかとかこの後自分で手入れできるのかとか明日までこの状態は
      持つのだろうかとかこれをどうアレンジして日常の生活を
      こなしているのだろうかとかね。注目されてる本人もそれらの疑念を
      自らの「謎」めいた装飾部分としてぶら下げて自意識に酔っている風に
      見えるなあ。



       何れにしても皆、とっても優しいんだ。寛容なんだ。こういうことに。



       ドイツでもエリートとパンクというのはいまいち結びつかない。
      うちの子達の学校でもそれぞれパンクな子供というのはいないかも。
      でも、もしそういう格好をしたかったら学校の外でやるだろうと思う。
      特殊な格好していたら体育の授業とか受けられないし。他人に迷惑を
      かけたり授業をさぼったり妨害するだけの目的で学校に来る子は
      いないと思う。犯罪目的というのはいるけれどこれは別件。




       ファッションは思想なんだけどファッションで「甘え」を
      表現したりしないんだ。うん、そういうことだと思う。



            
wikiより
5月1日までですよー。



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