2016年4月24日日曜日

「不良」の定義に当てはまらない、例えば服装




     家に帰ってからwiki博士にお尋ねしてみたところ、「不良」というのは
    犯罪を伴わないが要指導に該当する未成年を指すらしい。ヤクとか法的違反を
    伴うものは「非行」と定義されるそうだ。ま、ここでは全体のイメージとして
    日独比較のざっくりした話をさせてもらうことをお許しいただきたい。




     ドイツにだって「ワル」はいっぱいいる。うじゃうじゃいる。だけど
    彼らは日本の「不良」じゃないんだ。




     例えば服装。服装の乱れって一体なんなんだろう?よく日本でも制服の
    是非が議論されることがあるけれど、ドイツの学校にはもともと制服と
    いうものが無いから乱しようが無いんだ。貧富の差が現れるとか規律とか
    チーム意識とか色々な議論があって綾ちゃん的には(今となっては)
    どっちでもいいと思うんだけど(ちなみに綾ちゃんは制服大好き派でした。
    なんでかしらんがとにかく大好きだったから廃止とかになると寂しい
    と思ったと思う。あくまで感情論です。)これだけ制服の無い社会に
    長く生きてしまって制服の無い学校を見続けてしまったドイツっぽい「眼」から
    眺めると日本の制服は奇妙に思えることがあります。



     ドイツの子達は(というか親たちは)全体にファッションセンスが地味なので
    子供にぴらぴらの服を着させたりものすごいブランドで固めさせて学校に
    通わせる親はまずいません。私学に通うお金持ちの家庭では一部見たことが
    あるけれどそれでも常識の範囲です。夏はジーンズにTシャツ、冬は
    お洒落なんかしてる場合じゃないほど通学路が寒いのでごっついブーツに
    合う服となるとやっぱりジーンズ系になっちゃう。
    これは大学でも一緒で日本でいわゆる「女子大生」というのはこちらには
    いないと思う。大学は勉強するところだもん。お洒落するところじゃないんだ。



     もちろん思春期に差し掛かると外見が気になってきて色々なお洒落が
    始まる。ピアスも毛染めもセクシーな服装も男女ともに普通。ネイルアート
    とかお化粧も普通にし始める。ウチの子たちみたいに一切興味なし!って
    子もいるし。どこまでも自由でそれと学業成績とか素行とは何の関係もない。
    面倒臭がりの子達は、制服いいなあ、毎日選ばなくっていいもんねって
    思う向きもあるよね。それはわかるわかる。
    だらしない格好をしていて不潔な子は(特に小学校)家庭が乱れていて
    要注意の子だっていうそういう一般論以外では服装と反抗期との関連って
    こちらではほとんどないんじゃないかなあ?






うちのドクターのお絵描き




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