2014年7月28日月曜日

2000ユーロの割引







         綾ちゃんの補助保険はこの時点で一年に8000ユーロを
       限度額として90%還付が受けられる。





         まあ、ここまできっちり月額払って来たし。この保険会社は
       主人の元同僚の人で「このテ」のことにキビシイ方に推薦して
       もらった。8000X90%=7200ユーロ出してもらって
       800ユーロ自腹か。800ユーロだって家計を預かる綾ちゃんには
       大金だけどなんとかなるか、一回ぽっきりならね。





        でもやっぱ、すごいな、歯医者さんって。
       お向かいで働く綾ちゃん、うちのドクターの請求書も
       たいがいお高いと思っていたけれどここまで高くははない。





        なんとか支払いが出来そうなので治療を受けれた。
       結果は以前かいたとおり、ザンダー先生、アシスタントの方、
       共に腕は確かだった。




        ところでここに誤解があった。ザンダー先生の請求額は
       歯の詰め物治療のみで8000ユーロ。
       えっと、事前の説明と見積もりは詰め物に5000ユーロ
       それからその後の歯肉治療で3000ユーロじゃなかった
       ですっけ?
       ありゃりゃ、詰め物素材を選ぶ時に先走って高い素材を
       注文しちゃったんだ。こっちで先に限度額全部使い切って
       しまっちゃったね。





        ということは今年は歯肉治療の方は見合わせってことに
       なっちゃいますね。




         綾ちゃんがそう言うとザンダー先生すかさず


          『ちょっと待ってて。請求書書き直して来るから。』




         って。???





         ものの10分もせぬうち先生再び登場。





           『ハイ、吉岡さん。詰め物治療、割引してあげたよ。
           これで歯肉治療も出来るでしょう。そっちは
           2000ユーロにおまけしてあげるね。』






          あっさり、請求書の額を6000ユーロにまで割引して
         持って来てくれた。







           2000ユーロの割引一瞬で




             どういうこと?






綾ちゃんお奨めの今日の一曲
オイストラフ カルテット
ベートーベン弦楽四重奏 4番1楽章 op.18



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