2014年1月13日月曜日

ドイツ自然療法クリニック体験談 15 え?綾ちゃん入院?

     






           温熱療法のお供に「ロストシンボル」を選んだのは結果的に大失敗だった。





            




     

     ぬくぬく、ああ、気持ちいいお昼寝(正確には朝寝)っとごろごろしていられたのは
 最初の30分ぐらいまで。あとはどんどん苦しくなってきた。
サウナだってふつう10~15分くらいがワンセットでしょう。目をつむって眠ってもいい、と聞いていたけれどちょっと無理だな。この苦しさから気をそらす必要があるから、
多分、ものすごくお気に入りの音楽かコメディの映画やドラマがいい。まあ、携帯なんかをこの暑さの中に汗びっしょりの手で持って入れるかわからないけどね。





           ところで「ロストシンボル」をお読みになった方ならお分かりになると思うけど
あのお話の中に、主人公のロバート•ラングドンが狭い箱(拷問道具)の中に入れられて
あわや水死!?の責め苦を受けるシーンがありますね。マズい事に綾ちゃんがちょうど
苦しくて息も絶え絶えになった頃にあまりにもタイミング良くこの場面にさしかかった。





   ちなみに綾ちゃん、この小説を読むのは3度目。ラングドン教授が結局
死なない事だって事件が解決!?することだってよ〜く知っている。この場面を
飛ばして読んだって全然問題ないはずなんだけど、ね、これがどういう訳か
出来ない性格なんだ。





    そして、自分が苦しい思いをしている時に他人が苦しんでいるシーンを
同時体験すると言うのは苦しさが倍増してアホの様な未知の体験だった。







     温熱療法では治療者の体温が2時間で38℃を超えれば「目的を達した」
状態といえるのだが、綾ちゃんは1時間半を回った時点で既に39℃を超えていた。
これで人間の身体機能は「ビックリ」して




      『おおい、熱がでたぞ〜!!バイキンがいるぞ〜!!』



と免疫機能が呼び覚まされるらしいのだ。いっぱい汗をかくのも「毒出し」に
なって身体に良い、らしい。



     綾ちゃんは




         『まだ頑張れますか〜?』



の声にやせ我慢をして




         『は〜い!大丈夫で〜す!』



なんて返事した。冷たいおしぼりをもらい頭のところには外の空気を送ってもらう。
頭寒足熱だからね。  







         

ラングトン教授役のトム•ハンクス
小説は「天使と悪魔」がだんぜんおすすめ





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